応用物理学会東北支部長賞(しぶいで賞)

創設者名 応用物理学会東北支部長 佐藤 俊一
創設日 2017/07/03
審査基準 1.一見地味なように見えるが味があり、光るものをもっている。
2.使われている技術が世の中のためになる(応用できる)ものであること。
副賞 1.希望の東北地区の応用物理学会に所属する研究室の見学
2.東北支部オリジナル実験キット「単極モータ」
3.しぶ茶(深蒸し茶)
授賞プログラム名 身のまわりにひそむ寄生虫(きせいちゅう)
出展者名 宮城県多賀城高等学校 SS科学部
授賞理由 寄生虫は古くから知られているものの、一般的には関心の薄い生物である。今回の展示では、様々な場所に潜んでいる多種の寄生虫を採取し、それらの生きたままの姿を顕微鏡で拡大して紹介しており、より身近な存在として認識できるようにしている。寄生虫は、現状では役に立つというよりも、むしろ害虫として考えられているが、「寄生」という生態の目的や仕組みなどに対する理解が進めば、人間社会にも大いに役立つだつ可能性が有る。多賀城高校科学部員の、時流に乗らない独自のテーマ設定と、その実現のための地道な準備活動、真摯な発表態度に敬意を表して本賞を授賞します。
受賞者コメント 私たち多賀城高校科学部は,今回初めての参加でしたが,9つもの賞をいただくことができ大変驚いています。表彰式では,賞を設立された9つの団体・個人様より表彰のコメントをいただきました。その中でも仙台歯科技工士専門学校の伊藤多佳男校長先生より大変素晴らしいプレゼンまで用意していただき,本当にありがとうございました。私達は普段「マツノザイセンチュウ」という寄生虫を研究しており,今回サイエンスデイに参加するにあたり,来場する子供達が「気持ち悪い」と言いつつも楽しんでくれるだろうと思い,テーマを『身のまわりにひそむ寄生虫』としました。当日は,子供達だけではなく,大人の方々にも楽しんでもらうことができたと思います。1・2年生だけで準備した展示で,多少の不安もありましたが,私達にとって素晴らしい経験となりました。今後は,なお一層Scienceに興味を持ち,様々な不思議に挑戦したいと思います。(宮城県多賀城高等学校科学部員一同)