愛巣杜(AIST)賞

創設者名 国立研究開発法人産業技術総合研究所 東北センター 所長 松田 宏雄
創設日 2017/07/03
審査基準 自然や人間社会に対する愛情あふれる科学技術のとらえ方ができているなあと感じた出展を表彰します。
副賞 7月29日産総研東北センター一般公開ご招待券

及び

産総研東北センター近郊の梅田川沿いでとらえた鳥類の写真(撮影者 三石安 前東北センター所長)によるカレンダー1冊(2017年8月~2018年7月)。
授賞プログラム名 建築体験講座・宮城県の石[玄昌石]を使った民家はこんなに広がっている!
出展者名 東北工業大学・この地に技ありプロジェクト
授賞理由 宮城県に産出する天然スレートとそれを用いた特徴ある建築意匠について、屋根葺きの実演まで行いながら、サイエンスデイの機会をとらえて子供たちを含めた多くの人に知ってもらう展示は、地域への大きく力強い愛情を感じました。よってこれを愛巣杜賞として表彰します。
受賞者コメント このたびは、かような賞とコメントを頂き、誠にありがとうございます。
宮城県の石と認定されたスレート石は、我が県のみならず我が国の近代洋風建築を後世に伝えるために不可欠な資産です。
その価値を認めるのは、まず地元の人々であって欲しい。また、現在の経済不安定性を考えると、文化遺産を公的資金で保存するだけでなく、地元の生活・生産の営みのなかで保全されるしくみが欲しい。そのような思いから、「スレート千軒講」なる広域ネットワークを立ち上げ、今回のサイエンスデイに出展させて頂きました。
当日は、春の叙勲で旭日双光章を受賞された国選定石盤葺師の佐々木信平さんのご協力を頂きました。「最先端の技術」ではなく、「最後尾の技能」をテーマにしたのですが、参加した子どもたちをはじめ、ご覧頂いた皆さまが思いのほか熱心に聞いてくださったことに希望を感じました。
感謝の意とともに、今後ともスレートへの関心をお願い申し上げます。