SPINOZA賞

創設者名 宮城教育大学 教授/Science Support SPINOZA 顧問 内山哲治
創設日 2017/07/03
審査基準 成長するにつれ,私たちは多くのものを獲得していくと同時に多くのものを失っています。知識重視ではなく,日常の経験に基づいた新鮮/斬新な発想に対して,SPINOZA賞を贈りたいと思います。
副賞 ・超伝導体を作製してゼロ抵抗を測定する権利

ただし,装置が動かせないので,宮教大まで来てもらう必要があります。
見学は可能ですが,時間の関係で権利が履行できる人数は5人程度です。
授賞プログラム名 シャボン膜、予想外の展開! どうして?
出展者名 サイエンスクラブ『科学探偵』
授賞理由 子どもたち,大人たちの食らい付き度で決めました。

シャボンという,誰しも子どもの時に一度はやったであろう身近なもの・経験を利用し,見て触って考えることによって,自然のシンプルさ美しさを表現させることに成功していたと思います。子どもだけでなく大人たちも興味津々の様子だったのが非常によかったです。
受賞者コメント この度はSPINOZA賞をいただき、大変光栄に思います。授賞理由でも挙げていただいた、問いかけに大人も巻き込んで一緒に考えていた、というのはまさに私たちが目指していたものであり、非常に嬉しく思います。ありがとうございます。
シャボン膜を正多面体の枠に張らせると、大方の予想とは違う展開になります。まず正四面体の枠に張らせると、外側の面ではなく、中心の一点に集まる様に張ります。それから正六面体、正八面体…と、シャボン膜は予想を覆すように張っていきます。すると子どもだけでなく大人も夢中になって理由を考え出します。また、他にも嬉しいことが2つありました。1つは、当日の交流がきっかけで、副賞の実験を他団体の高校生にも体験してもらうことにしたことです。2つ目は、別の高校生がこのシャボン膜の課題を、今後の実験のテーマに使いたいと申し出てくれたことです。この2つの出来事も、まさに予想外の展開です。