役に立つ地学賞2018

創設者名 認定NPO法人 防災・減災サポートセンター
創設日 2018/06/08
審査基準 地学にかかわる現象をわかりやすく解説し、人の生活にどのように関係しているかを興味深く解説している出展者に差し上げます
副賞 科学技術に関する講演権(45分の講演枠)と記念品を贈ります。当NPOと協力関係にある、日本技術士会東北本部応用理学部会が主催する技術サロンでの話題提供する権利を差し上げます。
授賞プログラム名 知っておいしい,宮城の最新お米講座!~田んぼから食卓まで~
出展者名 宮城県古川農業試験場
授賞理由 田んぼは、平地や中山間地にあり、大雨の場合には、巨大なダムの役割で防災を担い、生物にとっては大切な家になり、私たちも生きるかけがえのない環境を担っています。お米を作る技術は、1万年前にさかのぼるとされ、日本に稲作が伝わったのは約3000年前、その時代から主食のお米を気候や風土に合うように改良を重ねて、現在でも、研究が続けられています。
このプログラムでは、参加者へ稲の品種改良や育て方,病害虫やいもち病のこと,またそれを防ぐ方法をパワーポイントで分かりやすく説明されていました。発表したグループでは健康な稲穂と病気の稲穂がどうか,また茎一本で出来る米粒の量や、籾-玄米-白米の違いなど,顕微鏡や葉色度計,簡易もみすり機などを使って楽しく学ぶ機会を提供されていました。
プログラムの最後に、今売りだし中の巨大胚品種「金のいぶき」の玄米と玄米ご飯をお土産に頂いた。低アミロースで非常に美味しいと聞き、家族でおいしくいただいた。
このように、地学と密接な関係のある防災と環境に関連し、主食の生産ついての知識をわかり役解説していることは、役に立つ地学2018に最もふさわしい団体であると考えます。
受賞者コメント この度は,「役に立つ地学賞2018」をいただきありがとうございました。古川農業試験場は水稲,麦,大豆等について研究を行っている県の試験場です。サイエンスデイには毎年参加させていただいており,今年は「稲の一生」について,その成長課程と病気などを観察しながら,お子さんでも分かり易く学べるよう発表しました。参加された皆様からは新しい発見や興味など,沢山のご満足されたコメントをいただきましたので,次年度以降もその期待に添えるよう新しい企画で参加したいと思っております。なお,9月8日(土)に古川農業試験場を会場に参観デーを開催いたしますので,ご家族そろって遊びに来て下さるよう心よりお待ちしております。