仙台歯科技工士専門学校学校長賞

創設者名 仙台歯科技工士専門学校 学校長 伊藤 多佳男
創設日 2018/07/18
審査基準 科学技術発展の礎となるのは,自分の理解できないことを知ろうとする「知的好奇心」と自らの知的好奇心を満たすための「探究心」です.「教科書と違うことをやってみたい!」という遊び心と「まだ教科書に載っていないことを明らかにしてやろう!」という若い熱意を前面に出した,思わず「なるほどね!」「面白い!」と笑顔で言いたくなるような取り組みに期待します.
副賞 ①仙技出張授業要請権利
②仙技附属歯科診療室歯科健診無料券
③仙技オリジナルmini義歯ストラップ(上顎)
授賞プログラム名 大崎ミニ水族館 ~見よう。知ろう。川の現状。~
出展者名 古川黎明中学校 自然科学部 魚班
授賞理由  大崎ミニ水族館は毎年興味深く拝見していますが,魚の展示のみで終わるのではなく,様々に趣向を凝らした楽しい企画を通して大崎地方の河川の現状を紹介してくれています.大崎地域の河川の調査を進める過程で「絶滅危惧種を含む地元の魚類の保護」「外来種の駆除」といった地道な作業に積極的に取り組む姿勢も素晴らしいと思います.
 そして今回,何よりも心惹かれたのは,大崎ミニ水族館に「赤水(せきすい)」の研究が加わっていたことです.自宅近所の上北沢排水処理場の存在に端を発し,亜炭鉱や赤水に興味を持った一生徒による個人研究から始まったとのことですが,それを従来の河川研究の中に組み入れ,「大衡の赤水を魚の住める水にしたい!」という研究課題へと導いていく指導者の先生方の視点が,研究者たる生徒さんのモチベーションを強く引き上げているように感じました.
 今回は赤水の成分分析や浄化方法の検討をさらに詳細に進めていこうとする発展途上の形態ではありましたが,本研究が来年度以降,何ランクも上のレベルに昇華されることを期待して表彰いたします.
受賞者コメント 賞を頂き光栄です。今後も大崎地域の魚類に関する調査を継続し,分布や生態などについてわかったことを紹介できるように頑張ります。