国立仙台高専広瀬キャンパス賞

創設者名 国立仙台高等専門学校 広瀬キャンパス副校長 馬場 一隆
創設日 2019/06/23
審査基準 小学生や中学生が、科学や技術を学びたい!と、目を輝かせるようなものに贈ります。
副賞 特製の盾
授賞プログラム名 見えないのに見つけた!君にもできる電波の発見!
出展者名 総務省東北総合通信局 電波「友好」利用有志会
授賞理由 科学の共通言語である数学(算数)のすばらしさから始まって、マクスウェルの電波の予言、ヘルツによる証明、マルコーニによる実用化、ロッジによる周波数利用の提案など、電波の歴史について、小学生にも理解できるように、分かりやすく興味を引くような巧みな話術で解説されている点に、無線通信技術者の養成所が出発点の学校(仙台高専広瀬キャンパス)で教育に携わるものとして深い感銘を受けました。また、割り箸、アルミ箔、洗濯バサミを使った簡易TVアンテナの実験も興味深かったです。子供だけでなく大人も夢中になっていました。
受賞者コメント 今回はこのようなに過分な賞をいただき、心より御礼申し上げます。私たちは職務上、電波のルールの重要性や高度な技術を中心にお話しする機会が多いのですが、今回は、子どもたちに、電波がそもそもは単純であり身近であることを理解いただけるように工夫させていただきました。電波は見ることも触れることもできないため、高度な数学によってやっと「発見」されたものですが、その成果として「ダイポールアンテナ」と呼ばれるあまりに単純な2本の棒が導き出されており、その後の発展の中でも単純なアイディアが数多く積み重ねられています。参加者の皆さんには、工作と実験を通じて150年を経た現代技術の中でも通じる先人の業績への感動を共有していただけたと思います。電波のルールの中にはアマチュア無線などの挑戦の制度もあります。科学の入り口として電波やその資格にもぜひ興味を持っていただけるようこれからも努力してまいります。