東北大・多元研・賞

創設者名 東北大学多元物質科学研究所 所長 村松 淳司
創設日 2019/06/23
審査基準 科学や技術を、小学生、中学生に、最もわかりやすく説明あるいは体験させた団体に贈ります。子どもの時から科学や技術に興味をもつことはとても大切です。それ以上に、興味をもってもらう努力をすることの方がもっと大切です。そうした先進の取り組みをした団体を表彰したいと思います。
副賞 東北大・多元研グッズ一式
授賞プログラム名 実験器具博物館
出展者名 宮城県仙台二華高等学校 物理部
授賞理由 仙台二華高等学校物理部は、教科書に掲載されているような、「ガウスの加速器」や「クルックス管」など数多くの実験器具を展示するとともに、一見理解が難しそうな実験器具を実際に使用して、小学生・中学生にも分かるように工夫を凝らして丁寧に説明している姿が印象的でした。ガウスの加速器では、ボールを動かした小学生が、そのボールが加速する様子に思わず歓声をあげる姿、クルックス管では、磁石を近付けたときに陰極線が曲がる様子に小学生が目を輝かして見入っている姿、炎色反応では、ナトリウムの炎の色に不思議さを感じている小中学生の姿がありました。また、それらの原理を熱心に説明している物理部のみなさんに感動しました。このような取り組みは、東北大・多元研・賞に相応しく、本賞を贈呈したいます。
受賞者コメント 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2019に出展させて頂き誠にありがとうございました。また,5つの団体の皆様から賞を頂き大変うれしく感じております。昨年度から本校物理部は出展させて頂いておりますが,今年は物理室に眠っている(?)実験器具を整理しているときに最も古いもので約100年前に使われていた実験器具があり,それらがまだ使用できることから多くの皆さんに手にとったり実験の様子をみてもらったりすることで,本校の歴史を少しでも感じてもらえたらと思い「実験器具博物館」というタイトルで出展させて頂きました。今後も物理部の活動を通してより多くの来場者の皆さんに楽しんで頂けるよう努めて参ります。この度は,誠にありがとうございました。