スリーエム仙台市科学館長賞

創設者名 仙台市科学館長 石川由紀夫
創設日 2021/07/03
審査基準 仙台市科学館の基本方針である「見て・触れて・ためす」科学に近いプログラムであるか、チャレンジ性があるかをポイントに審査します。     
①「見て・触れて・ためす」科学・・・・参加者が実際に触れたり・製作したり・体験したり・観察したりする体験を通し、様々な要素について考えながら取り組めるプログラムであるか。
②チャレンジ性・・・・失敗を改善しながら,成功までのプロセスを楽しめるプログラムであるか。
副賞 科学館を会場にしてのイベントプログラム(展示発表やワークショップ等)開催の権利を授与します。(令和3年度内に実施)
授賞プログラム名 Let's タイムワープ!! ~昔のものづくりの世界~
出展者名 仙台二華中学校 自然科学部
授賞理由 現代科学につながる原理を、身近な材料を利用した実験で、分かり易く伝えている。どの項目も比較検討をする実験を行っており、どうやってその最終形(完成形) になったのかを筋道立てて説明しているところが素晴らしい。実験の中には失敗をしたものもあったが、それについてもプロセスを説明したうえでなぜ失敗したのか考察していることや、質疑応答についても手分けして調べ、分からないものは分からないとしているなど、科学に対する誠実な姿勢に好感が持てる。また,複数回見た項目もあったが、1回目の質問を生かして2回目の説明を変えたり、 余った時間で追加資料を提示するなど、ライヴ上で臨機応変な対応ができていたことに感心した。あえて今後の努力事項を挙げるなら、文字による説明の部分で、もう少し写真や動画を使うとさらに分かり易くなると感じた。皆さんの今後の研究に期待しています。
受賞者コメント サイエンスデイという貴重な発表の機会と、心のこもった賞をたくさん頂けたこと、深く感謝しております。私たちは、「昔から伝えられてきた知識の積み重ねが、新しいアイデアや技術につながる」を合言葉に「羽ばたき飛行機・ダヴィンチの橋・五重塔・からくり人形・水時計」をテーマに研究を進めました。これらの発表が、温故知新の精神の大切さに改めて気づくきっかけになったのなら幸いです。初めてのオンラインでの発表でしたが、動画の制作や実演に力を入れ、臨場感ある発表を目指しました。挙手ボタンやチャット機能を多用することで、皆さまと活発な意見交換が出来ました。「新しい形の交流」を経験できたことに感動しています。また、オンラインでは参加者の皆様の様子が分かりにくく、発表が伝わっているのか把握し難いという課題も見つけることが出来ました。今回の経験を生かし、これからも部員一同、自然科学への探求に励んでいきたいと思います。