きれいで賞

創設者名 塚本勝男・東北大学大学院理学研究科
創設日 2021/07/06
審査基準 考え方、チームワーク、展示内容、発表の仕方がきれいであるかを基準とする。
授賞プログラム名 伝統こけし・創作こけし × デジタルメディア
出展者名 東北生活文化大学 美術学部美術表現学科 情報デザイン研究室
授賞理由 最近のプロジェクションマッピングの発展はすばらしく、ドラマチックで大規模です。それに対して、あなたがたの企画は東北のこけしを題材にした小規模作品でした。この小規模さはかえって東北文化を世界に広める新しい手段ともなりうるでしょう。そこに現れるであろう可憐で小さな美しさを感じました。普段なかなか見られない人間の瞬間的な変化や、照明による微妙な表情の変化などの表現などは、小規模作品のほうが得意としているでしょう。あえて、このような小規模なプロジェクションマッピングを追い求めるのも新しい道ではないかと思います。たとえば、商品の新しい展示や説明方法への応用、化粧品やファッションの効果のデモ、科学技術研究のリアルな発表などです。
受賞者コメント 「きれいで賞」「m3ラボ賞」を頂き、大変嬉しく思います。

1部では、現存する、最古と推測される「こけし」を赤外線デジタルカメラで撮影し、経年劣化による損傷や退色により、肉眼で見えにくくなった模様を可視化する取組みについてご紹介しました。2部では自由な発想でデザインした、動く創作こけしのプロジェクションマッピングの制作プロセスをご紹介しました。 

こけしは木地師が親子相伝で受け継いできた東北地方固有の伝統工芸品です。本プログラムをきっかけに、地域の伝統に興味を持って頂けますと幸いです。プログラムに参加してくれた皆さま、制作、発表にご協力頂いた皆さま、ありがとうございました。