発想が華丸で賞

創設者名 仙台二華中学校 自然科学部
創設日 2022/07/19
審査基準 対面を生かした発表や中学生の視点から興味を惹くような演出をしたプログラムにこの賞を贈ります。その発表を見ることで「こんなこともできるんだ!」と科学の可能性を感じることができるような発表を期待しています。
授賞プログラム名 音程を触覚に変換してみるとどうなる? ~耳の不自由な人でも音楽を楽しめるように~
出展者名 秋田県立由利高等学校 理数科 課題研究・物理班
授賞理由 「触覚」という対面でしか感じることのできない感覚を利用した発表と、音程を触覚に変換するという内容で、好奇心がくすぐられると同時に科学技術の可能性を感じることのできる発表だと感じたのでこの賞を贈らせていただきます。
受賞者コメント  学校内に聴覚支援を必要とする生徒が2人いたことをきっかけとして、私達は音程を触覚に変換する装置を作りました。音声の周波数成分ごとの強さを検出し、機械的な動きに変換することで音程を感じてもらおうという装置です。
 最初はサーボの先に取り付けた爪楊枝の動きで下腕を刺激するという装置でしたが、試行錯誤を重ね、振動モーターを使うことで、さらに知覚しやすくて使いやすく、安全な装置に改良することができました。
 私達の研究はかなり荒削りで、まだまだ完成品とは言い難く、改善すべき点が多々ありますが、多くの人々に知ってもらうことによって、ちょっとした工夫や新しい視点からの発明にはまだまだ可能性があることを示すことができたら嬉しいです。そして、科学やテクノロジーによって、障害を持つ方々も健常者と同じように暮らせる世の中が来ることを願っています。