創設者名 | やまがた『科学の花咲く』プロジェクト |
---|---|
創設日 | 2022/07/18 |
審査基準 |
やまがた『科学の花咲く』プロジェクトは、(1)科学コミュニケーターの養成及びネットワーク形成、(2)地域・家庭で出来る科学体験ツールの開発、(3)新たな科学コミュニケーション機会の創出、を趣旨として様々な科学体験の企画、実践に取り組んでいます。プロジェクトの趣旨に基づき、 ・多くの人が気軽に参加して楽しめる。 ・簡単な作業で「科学遊び」ができる。 ・科学コミュニケーターが安全に配慮しながら丁寧に指導している。 を審査基準に、優れた出展を表彰します。 |
副賞 | DVD、周期表、等 |
授賞プログラム名 | 音程を触覚に変換してみるとどうなる? ~耳の不自由な人でも音楽を楽しめるように~ |
---|---|
出展者名 | 秋田県立由利高等学校 理数科 課題研究・物理班 |
授賞理由 | 音色を手で触れた感覚に置き換えて、音を別の側面より体感させると共に、聴覚障害者にも音を触覚により実感させる、という科学的に大変斬新なアイデアを礎とした活動でした。アイデアに基づき、工夫しながら機器を自作して、見事な作品でした。丁寧な解説で、来場者を楽しませながら、音という現象を実感させていました。大変優れた出展活動であり、授賞対象として最適であると判定しました。 |
受賞者コメント |
学校内に聴覚支援を必要とする生徒が2人いたことをきっかけとして、私達は音程を触覚に変換する装置を作りました。音声の周波数成分ごとの強さを検出し、機械的な動きに変換することで音程を感じてもらおうという装置です。 最初はサーボの先に取り付けた爪楊枝の動きで下腕を刺激するという装置でしたが、試行錯誤を重ね、振動モーターを使うことで、さらに知覚しやすくて使いやすく、安全な装置に改良することができました。 私達の研究はかなり荒削りで、まだまだ完成品とは言い難く、改善すべき点が多々ありますが、多くの人々に知ってもらうことによって、ちょっとした工夫や新しい視点からの発明にはまだまだ可能性があることを示すことができたら嬉しいです。そして、科学やテクノロジーによって、障害を持つ方々も健常者と同じように暮らせる世の中が来ることを願っています。 |