日本物理学会東北支部長賞

創設者名 日本物理学会東北支部長 木村憲彰
創設日 2022/06/23
審査基準 高校生以下の方の出展を対象として、物理現象の面白さを上手にアピールすると同時に、その現象の根本にある原理をわかりやすく伝えているかどうかを重視して選定したいと思います。身の周りにある面白い現象、不思議な現象に対する好奇心を刺激するような発表を楽しみにしています。
副賞 自然現象や身の回りにある物の仕組みを解説した本『世界はこうしてできている 美しい物理のしくみ 』(川村康文 (監修))を贈呈します。
授賞プログラム名 身近な疑問がいーっぱい!「『波』っておもしろい」を感じてね。
出展者名 仙台青陵中等教育学校 科学部
授賞理由 光をはじめとする波の性質を様々な方法で示していた。演示だけでなく実際に工作をさせてみるなど、わかりやすく伝えるための工夫が見られた点を高く評価した。
受賞者コメント 仙台青陵中等教育学校 科学部
部長 阿部優斗

この度は,とても素敵な9つの賞をいただきありがとうございます。私達は毎年「身近にある疑問を解き明かす」をコンセプトに準備しています。今年は「波」という大きなテーマで、横波と縦波,波の干渉,分光,加法混色,回折格子,偏光,音の形(オシロスコープ),ドップラー効果を実験を交えて紹介しました。部屋の入口付近に比較的分かり易い実験ブースを、出口付近に発展的な実験ブースを配置して、来場者の方が簡単な知識を付けてからより発展的な内容を学べるような工夫もしました。当日は予想以上の来場者に,準備した資料を午前中で配り切ってしまったり、工作用の偏光板を全て提供しきってしまったりと想定外のこともありましたが部員一同協力してなんとか乗り越えることができました。来場者の方々から「楽しい!」「凄い!」といった感想と笑顔を見て、達成感を感じました。『サイエンス・ディ』は準備から当日にかけて、私達が大きく成長できる場でもあります。次年度もサイエンス・ディに参加して科学の楽しさを伝えられるように頑張っていきます。