創設者名 | 日本機械学会東北支部第58期支部長 山形大学教授 井上健司 |
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創設日 | 2022/06/23 |
審査基準 |
日本機械学会東北支部は、日本の産業をささえる乗りものやロボットなどのものづくりに貢献する東北地区学会員の集まりです。 将来の機械工学を担ってくれる若者を発掘するために賞を設けました。機械工学に関連する才能あふれた内容を表彰します。 |
副賞 | ものづくりは機械工学の基本です。今後もよいアイデアを形にできるように、工作工具セットを副賞としてお送りします。 |
授賞プログラム名 | 音程を触覚に変換してみるとどうなる? ~耳の不自由な人でも音楽を楽しめるように~ |
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出展者名 | 秋田県立由利高等学校 理数科 課題研究・物理班 |
授賞理由 | 音程に応じて腕の複数の箇所に刺激や振動を与える装置の開発というユニークな試みでした。実演してもらいましたが、音楽に合わせてサーボモータが揺れ動く様子は、大変おもしろかったです。振動モータを利用した刺激も、しっかり感じられました。はじめにサーボモータの装置を開発したところ不十分な点が見つかり、振動モータの装置を開発したというお話でしたが、より良い物を求めて研究に取り組む姿勢に感銘を受けました。また、マイコンのプログラム開発を含めて様々な技術が必要な課題であり、その分、苦労もあったと思います。今後も、身の回りの物や出来事に関心を持ち、課題を解決するにはどうしたらよいかを考えて、チャレンジを続けてください。受賞、おめでとうございます。 |
受賞者コメント |
学校内に聴覚支援を必要とする生徒が2人いたことをきっかけとして、私達は音程を触覚に変換する装置を作りました。音声の周波数成分ごとの強さを検出し、機械的な動きに変換することで音程を感じてもらおうという装置です。 最初はサーボの先に取り付けた爪楊枝の動きで下腕を刺激するという装置でしたが、試行錯誤を重ね、振動モーターを使うことで、さらに知覚しやすくて使いやすく、安全な装置に改良することができました。 私達の研究はかなり荒削りで、まだまだ完成品とは言い難く、改善すべき点が多々ありますが、多くの人々に知ってもらうことによって、ちょっとした工夫や新しい視点からの発明にはまだまだ可能性があることを示すことができたら嬉しいです。そして、科学やテクノロジーによって、障害を持つ方々も健常者と同じように暮らせる世の中が来ることを願っています。 |