JRC創意工夫賞

創設者名 日本無線株式会社 東北支社 支社長 水倉 亮
創設日 2022/07/19
審査基準 創意工夫は無限にあり、自然現象の原理を見極めてこれを創造しながら、無限に応用することは科学技術の発達には重要な考え方です。
創造性・アイデアのある出展を表彰します。
副賞 日本無線「JRC」製オリジナルAM/FMラジオキット(数量相談)
授賞プログラム名 磁石や風の力に触れてみよう!
出展者名 宮城県仙台二華高等学校物理部
授賞理由 創意工夫とは、「創意」は今まで考え出されなかった新しい考えで、「工夫」は創意に対応するための様々な良い方法を考える事です。
 日本無線「JRC」では、この「創意工夫」の考え方が無限にある事を念頭に、技術開発を進めてきました。
 「宮城県仙台二華高等学校物理部」さんでは、今回の展示では、磁石や風の自然現象の力、原理をわかりやすく説明していました。自然現象の原理を見極めることは創意工夫をする上で、大変重要な考え方です。
 磁石の説明では、ガウス加速器を用いたピンボール型ゲームの実験ルールの説明を通じて、磁石の特性と原理が自然に理解できるように工夫していました。
 風の力の説明では飛行機の揚力を視覚的に圧力の変化が分かるように、風船を使用した動きで風の流れを説明していました。さらに、その風の力を用いてヨットの舵取りが可能であるなど、実際の模型を使って工夫して原理を説明していました。
 今後も、身近な日常にある事象などに応用されている原理に対して興味を持てる様に、科学的な視点での実験などの取り組みに期待します。
受賞者コメント この度は、私たち仙台二華高校物理部の発表を見に来て頂き、またこのような素晴らしい3つの賞にご選出いただき、本当にありがとうございます。私たちは、主に磁石班と風力班に分かれて発表しました。磁石班では、磁石を様々な人に身近に感じてもらえるように、ガウス加速器による的当てゲームと磁石の説明、実験を行いました。特に実験は秋に行われる発表会の中間発表として、実験の方針の再確認、また新たな発見の出来た素晴らしい機会であったと感じています。また、風力班では、風に関する不思議な力についての紹介をしました。風上の向きに進む陸上ヨットの模型の紹介では、一見すると不思議に感じる現象を力の分解という概念を使ってなぜそうなるのかわかりやすく解説することを心掛けていました。揚力についての紹介では、理論だけでは理解することが難しい揚力を、飛行機の翼の形をしたものを使い、視覚的に理解してもらい、なぜそうなるのかについての解説することで理論、視覚の両面からわかりやすく説明できたと思っております。最後に、私たちの発表を熱心に説明を聞いていただいた全ての皆さんに心から御礼申し上げます。どうもありがとうございました。