JRC創意工夫賞

創設者名 日本無線株式会社 東北支社長 水倉 亮
創設日 2023/07/18
審査基準 創意工夫は無限にあり、自然現象の原理を見極めてこれを創造しながら、無限に応用することは科学技術の発達には重要な考え方です。
科学技術の成り立ちと、その技術の応用事例などについて分かり易く説明している出展について評価します。
副賞 日本無線「JRC」製オリジナルAM/FMラジオキット
授賞プログラム名 ~遠くの人と無線で交信してみよう~ 免許がなくてもアマチュア無線の交信体験ができます!
出展者名 一般社団法人日本アマチュア無線連盟宮城県支部
授賞理由  本展示では、「電波」をテーマにして、通信の体験と、電波の現象と応用事例について分かり易く説明していました。
 今では電波といえば一般の方も携帯電話などを利用して便利な生活ができるようになりました。この電波が使えるようになったことも数々の技術開発による「創意工夫」が生んだ結果であることがわかりました。
 展示内容では実際にアマチュア無線の通信による体験、八木・宇田アンテナの紹介、モールス通信の仕組みの説明、現在の電波の利用されている説明などを、分かり易く説明していました。説明されていた方は、東北大学、仙台高等専門学校の各アマチュア無線部の学生さんが中心になって、工夫して原理などを実際の体験ができる様にしていました。
 実際には目で見えない電波ですが、今後も、日常的に利用されている電波の原理に対してより分かり易く説明する様な視点での取り組みに期待します。
受賞者コメント 今回は、意外にもJRC創意工夫賞をいただくことができて、大変うれしく思います。これまでも、アマチュア無線を通じて、電波の不思議について、できるだけわかりやすく理解してもらえるよう、毎回知恵を絞って参加させていただいてます。毎回、アマチュア無線のクラブ局である東北大学のアマチュア無線部と仙台高専広瀬キャンパスのアマチュア無線部の部員の方たちによる展示を行いました。本年3月にあった電波利用に関する法律の改正でアマチュア無線免許を持たない子供達の交信体験ができることとなり、初めて多くの子供たちに交信体験を行ってもらいました。初めは緊張でこわばっていた子供たちも実際に無線交信を行った後は、遠くの見知らぬ方との交信にとてもうれしそうだったのが印象的でした。