授賞プログラム名 |
五重塔を揺らしてみよう!木組み体験コーナーもあるよ!
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出展者名 |
宮城県立大崎高等技術専門校
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授賞理由 |
最先端の技術や科学の展示・紹介が多い中で、1,000年以上も前に開発された日本の木造建築の免震技術や伝統技術を、体験型で分かり易く展示と説明をしてくれた企画を評価しました。現代そして未来の技術やその発明は、歴史や伝統の上に成り立っていること、歴史や伝統を理解することや先人の知恵に敬意を表することの大切さを教えてもらいました。東北工業大学建築学部・建築学科が大切にしたい思いと同じくする企画でしたので、ここに東北工大建築学部・建築学科賞を贈ります。
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受賞者コメント |
このたびは、栄誉ある3つの賞をいただき,大変光栄に存じます。私達のブースには、老若男女350人以上の方々が参加していただき、なかでも五重塔は、皆さんが知っているようで知らないミステリアスな建築物だということが分かりました。実際の五重塔は、巨大地震等で動く映像記録はなく、代わりにCGなどのシミュレーション上に表現される揺れが、研究者などが描く五重塔の揺れというものになっています。実物は膨大な数の木材が密に組まれており、それほど大きく揺れないと想像しますが、模型上は可能な限り派手に再現するという目的で改造を行いました。某TV番組的に言えば、「魔改造」を行ったということになります。そうして、倒れそうで倒れない、見ていてハラハラする不思議な塔、しかし揺れの再現性はできているものをお見せすることができたと自負しています。今後もこのような伝統技能という方向性で、皆様に面白いものを披露できるよう勉強していきます。
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