東北大学理学研究科長賞

創設者名 都築暢夫・東北大学大学院理学研究科長
創設日 2023/06/27
審査基準 皆さんの周りで起きている自然現象に「なぜだろう」と感じることはありませんか?「なぜだろう」を見つけ、もっと詳しく知りたいと思うことはありませんか。なぜ起きるのか仮説を立て、実験や観察を通して仮説が正しいか確かめ、「自然の理(ことわり)」を解明するのがサイエンス(理学)です。東北大学理学研究科は最先端研究を通じて「自然の理」を明らかにし、人類共通の知的財産を創造することで、人の心や生活を豊かにし、豊潤な社会の構築へとつなげています。
東北大学理学研究科長賞は、皆さんの周りで起きている自然現象の中に見つけた「なぜだろう」を題材とした、サイエンスの楽しさあふれる展示に贈りたいと思います。
副賞 記念盾の贈呈、ならびに受賞した皆様を東北大学大学院理学研究科で実施している最先端研究を紹介する「ぶらりがく for You」にご招待します。なお、記念盾にお名前などを打刻するため、その制作が表彰式までに間に合わないことから、式当日は「目録」を贈呈します。
授賞プログラム名 熱に熱中!熱くなれ!
出展者名 仙台ニ華中学校 自然科学部
授賞理由 「熱」をテーマに4つの題材 〜 電気と熱の変換、熱と音の変換、吸熱反応、発熱反応 〜 を取り上げ、実験した結果をわかりやすく説明していました。日常の中にある熱現象に関する疑問から出発して、仮説を立て、条件を変えて繰り返し実験を行なっていて、多くの独自性がある工夫が見られました。実験の実演を行いながらの説明は面白く、小学生から大人までの様々な参加者からの質問にも丁寧に答えていました。サイエンスの楽しさが溢れていました。
受賞者コメント  4年ぶりの通常開催となった今回のサイエンスデイでは、多くの方々に来場していただき自分たちの出展を見ていただけました。AWARDでは13団体から素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました。受賞理由の文を読ませていただき、出展内容をよく見ていただけたことをとても嬉しく思います。
 私たちは今回「熱」をテーマとした研究発表とサイエンスショーを行いました。研究発表では”プロセス”をわかりやすく伝えることはもちろんですが、どのようにして実演するかという点で悩みました。結果的に皆さんに興味をもっていただき、質問までしていただけて嬉しかったです。説明をする中で新たな発見や知識を得ることもできました。また、サイエンスショーでは科学の不思議な現象を見ていただきました。失敗続きだった実験もありましたが、会場を「熱」気に包めた点では大成功だったと思います。
 今回、子どもから大人まで多くの方々に科学の楽しさを感じていただけたと思います。今後はもっと楽しんでもらうべく、また自分たちも楽しむべく、みんなで情熱をもって探究し続けます。
 改めて、素晴らしい賞をいただけたこと、そして素晴らしいイベントに参加させていただけたことに感謝申し上げます。