産総研(AIST)賞

創設者名 国立研究開発法人産業技術総合研究所 東北センター所長 蛯名武雄
創設日 2023/06/28
審査基準 産総研では「ともに挑む。つぎを創る。」というビジョンのもと、イノベーション創出による社会課題解決を目指しています。この取り組みを踏まえ、科学技術の社会への活用についてより分かりやすく解説している出展を評価します。
副賞 アザラシ型メンタルコミットロボット「パロ」1日出張チケット
授賞プログラム名 続・大地からのおくりもの〜親子で学ぶ、温泉のひみつ
出展者名 Waku2 as life × 湯沢市ジオパーク推進協議会 × 箱根ジオパーク推進協議会 × ACADEMIJAN
授賞理由 小学生低学年程度の親子を対象に、最初は岩石の小片を使ってクイズ形式で興味を引いて、後半は地質図も登場し、同地域の特色ある温泉に話を繋げていた。聴講者に難し過ぎない範囲でまとまった良い出展と感じた。
受賞者コメント この度は身に余る賞をいただき、感謝とともに大変驚いています。私たち3団体は、Waku 2 as life代表で東北大学准教授の鈴木杏奈さんが掲げる「人と自然が共生する社会の実現」をゴールに定めながら、タッグを組んで連携活動をしています。今回は「目で見て、直接触れる」ことをコンセプトに秋田県湯沢市から多彩な岩石と温泉を持参し、参加者の皆さんにクイズへ挑戦してもらいました。無意識では見逃してしまいがちですが、よく見ると同じ市内の石や温泉でも大きな違いがあるのはなぜなのか。そうした疑問や驚きから、温泉や地球科学への興味関心を高めてもらうことを狙いにしました。昨今のエネルギー事情を背景に、日本が高いポテンシャルを持つ地熱資源には多くの注目が集まっています。そのような状況の中で、温泉などの地下資源がどのようにもたらされているのかを知ることは、自然の恵みを得ながら人々が持続可能な社会のあり方を考える好機だと捉えています。今回の企画が、参加した子どもたちにとってその第一歩となったのであれば、とても嬉しく思います。この度頂戴した賞も、そうした私たちの想いや創意工夫を評価していただいたものと捉えており、大変励みになりました。これからも歩みを止めずにコツコツと、そして楽しく活動していきたいと思います。本当にありがとうございました!