創設者名 | 東北大学大学院環境科学研究科長 川田達也 |
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創設日 | 2023/07/04 |
審査基準 | 環境の視点から科学を「E」感じで表現したプログラムを表彰します。 |
副賞 |
金銀銅鉛亜鉛鉄天然鉱石メダル 秋田県北部の北鹿(ほくろく)地域で採掘された黒鉱鉱石からメダルを作成.銅鉛亜鉛を中心とする複雑硫化鉱. 黒鉱鉱床は島弧や海底での火成活動に関係した鉱床で,鉱床成因についてはさまざまな研究が行われている.また複雑硫化鉱の製錬には,東北大学で開発された多くの研究成果がベースとなっている.オリンピックは,金,銀,銅のメダルはそれぞれ別々だけど,このメダルは,それらの金属を全部含んでいる.自然の多様性と恵みを感じていただければと思います.金属資源と環境問題は密接なつながりがあります.金属の析出現象の解明を通じて,金属資源,そして環境問題に関心を持っていただけたらと思います. |
授賞プログラム名 | 砂浜のマイクロプラスチックをさがしてみよう! |
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出展者名 | 宮城県多賀城高等学校 SS科学部 |
授賞理由 | 捨てられて海に流れ着いたプラスチックが,粉々になって漂うマイクロプラスチックは,分解されずに蓄積して生態系に影響を与えることが懸念されています。自然界に紛れ込んでしまったマイクロプラスチックを取り出すことは本当に大変。展示では,ここに目をつけて,海岸の砂からマイクロプラスチックを探し出す体験を提供していました。ちょっと地味に見える展示でしたが,砂や貝殻のカケラからプラスチックを拾い出す子供たちの顔は真剣そのもの。プラスチックをきちんと処理することの大切さを,身をもって学んでくれたと思います。環境を大事にする思いを伝える展示は,まさに「E」でしょう,でした。 |
受賞者コメント |
今回は、海のマイクロプラスチックをテーマに、科学の発展や研究のスタートである「なぜ?」を身近な地域の中から見つけ出し、話合いを通して課題へと発展させるプロセスを体験してもらうことで、この世界規模の大きな課題や科学を身近なものとして実感してもらうことを目指しました。この出展を通して、多くの人に世界共通の課題を宮城県の砂浜から考えてもらうきっかけにしてもらえたことだけでなく、「東北経済産業局知的財産室長賞」、「「E」でしょう!」という2つの素晴らしい賞を受賞することができ、部員一同とてもうれしく思っております。私たちの展示を高く評価していただきました「東北経済産業局知的財産室長 青栁様」、「東北大学大学院環境科学研究科長 川田様」に感謝するとともに、展示に足を運んで頂いた皆様、natural scienceの皆様に感謝申し上げます。この経験を励みに、より一層研究に励んでいきたいと考えています。 |