東北大・多元研・賞

創設者名 東北大学多元物質科学研究所 所長 福山 博之
創設日 2024/06/11
審査基準 科学や技術を、小学生、中学生に、最もわかりやすく説明あるいは体験させた団体に贈ります。子どもの時から科学や技術に興味をもつことはとても大切です。それ以上に、興味をもってもらう努力をすることの方が大切です。そうした先進の取り組みをした団体を表彰したいと思います。
副賞 多元研グッズなど
授賞プログラム名 身近な疑問がいーっぱい!「電気」って面白いを感じてね
出展者名 仙台青陵中等教育学校 科学部
授賞理由 「電気」や「磁界」について順番にわかりやすく体験させてくれるプログラムでした。はじめに静電気の体験があり、次に手回し発電機、そして磁界を砂鉄で見る体験ができます。次に、磁界の中に置かれたコイルのブランコに電流を流すと、ブランコが動き、磁界と電流により力が発生することが分かります。そして最後にクリップモーターを作成するのですが、このときにはモーターの仕組みが全てわかってしまうという、非常に練られた内容でした。説明も非常にわかりやすく、よく練習されたものでした。また、難しい質問に対し、一緒に答を探す姿がとても頼もしかったです。今後も科学を楽しんで、たくさんの人に科学の面白さを伝えて下さい。
受賞者コメント この度は素敵な賞をいただきましてありがとうございます。今年度は、電気と磁石の内容をテーマにして出展しました。工作ブースでは、参加者の方々に「クリップモーター」を作成していただき、他のブースの展示を体験することで得た知識が、活用できるようになっていました。このように、各ブース同士の繋がりを持たせることを最も意識しております。私たちは、学校の授業とは異なる独自の内容を体験していただけるよう、工夫しました。クリップモーターのコイルが正常に回転するように作るのが、少し難しかったと思われますが、参加者の方々は、どのように修正したら回転するのかを試行錯誤しながら取り組んでくださいました。皆さんに科学の楽しさを実感していただけたようで、大変喜ばしく思っております。今回の出展内容は、発電方法や環境問題など、多方面の事柄と結びつけられる内容です。来年度以降も、さらに工夫して取り組むよう、努めて参ります。改めて、名誉ある賞をいただき本当にありがとうございました。