金属材料研究所賞

創設者名 東北大学 金属材料研究所長 佐々木孝彦 
創設日 2024/07/16
審査基準 科学の面白さを伝えるときに欠かせないのは、自分自身がその取り組みを楽しんでいるかどうかだと思います。審査基準・対象は、得られた結果をじっくり考察し、研究のオリジナリティが発揮されているかに加え、ここが面白い!と精一杯伝えようとしている中高生・大学生です。出展者のワクワクが最も伝わってくる団体を表彰します!
副賞 東北大学金属材料研究所のオリジナルグッズ
授賞プログラム名 ようこそ! エステルの世界へ
出展者名 宮城県工業高等学校化工部
授賞理由 小学生や大人の参加者相手に、実験の手順、化学反応のプロセスはもちろん、安全面にまで配慮して、高校生が手際よく教えていた点がとても印象的でした。
実際にできた合成物の違いを香りで判別できるため、目には見えにくい化学反応を、参加者の実体験と結びつけやすくなっており、よく工夫された実験系だったと思います。
落ち着きのある進行の中にも、「実験って面白いよ!」という高校生自身の熱意ある声が伝わってくるような、魅力的な実験でした。
受賞者コメント  宮城県工業高校の化工部です。このたびは日本化学会東北支部長賞、化学は楽しいで賞、金属材料研究所賞、子ども未来賞と4つもの表彰をいただきありがとうございます。
 今年のサイエンスデイでは体験者に専門的な化学を身近に感じ、詳しくなってもらうことをテーマに行いました。エステルと聞くと馴染みがなく難しいのように感じますが、少しでも身近に感じてもらうためにエステルが日用品などの原料になっていることを実物を見せながら紹介したり、塩ビ管で作った自作モデルを使用して反応原理を説明したりしました。また、実験の中で匂いや似た目の変化を観察してもらうことで大人から子供まで幅広い方により興味を持ってもらえたと思います。
 サイエンスデイを通して多くの人に化学の面白さ、楽しさを伝えることができて良かったです。化学実験を多くの方に紹介する機会を頂き感謝しています。来年のサイエンスデイも楽しみにしています。