日本物理学会東北支部長賞

創設者名 日本物理学会東北支部長 木村憲彰
創設日 2024/07/01
審査基準 高校生以下の方の出展を対象として、物理現象の面白さを上手にアピールすると同時に、その現象の根本にある原理をわかりやすく伝えているかどうかを重視して選定したいと思います。身の周りにある面白い現象、不思議な現象に対する好奇心を刺激するような発表を楽しみにしています。
副賞 物理の様々な不思議や謎について紹介した本「ビッグクエスチョンズ 物理」(マイケル・ブルックス著)を贈呈します。
授賞プログラム名 ぶつりおもちゃ祭り
出展者名 宮城県仙台二華高等学校 物理部
授賞理由 浮沈子(ふちんし)や水飲み鳥などの不思議なおもちゃの原理について、単に説明するだけではなく、説明の後に条件を変えたとき何が起きるかといったクイズを出し、聞いている人に考えさせ、そのあとどれが正解かを実際に実演することによって確認するといった、科学のプロセスをなぞるようなプレゼンテーションが秀逸でした。また、動画の解説もよくできていてすっかり見入ってしまいました。これからも、身の周りの面白い現象や不思議な現象を探してみてください。
受賞者コメント この度は5つの素晴らしい賞をくださり、誠にありがとうございます。私たちは「ぶつりおもちゃ祭り」と題して、一つのテーマに絞らずにさまざまな分野のおもちゃを紹介しました。動画やレポート、作成体験や展示などを通して物理の面白さが伝わることを目指しました。具体的には、風車や紙飛行機、分光器の3種類のおもちゃの作成体験を行いました。また、水飲み鳥や浮沈子、鏡の反射を用いたスコープのようなものを展示し、来場者が実際に手にとっての体験できるようにしました。さらに、風車と水飲み鳥のおもちゃに関する研究をし、レポートを作成して発表しました。今年のサイエンスデイでは、子供だけではなく大人の興味も引き出せるような展示をすることができたと思います。今後とも仙台二華高等学校をよろしくお願い致します。