日本化学会東北支部長賞

創設者名 支部長 林 雄二郎
創設日 2025/04/18
審査基準 化学と関連する現象に関して、その楽しさと背景に秘めるからくりをわかりやすく説明している出展を表彰します。
副賞 ・周期表クリアファイル
・化学の日缶バッジ
・研究室見学
授賞プログラム名 化学ってキレイ!光る世界にいざチャレンジ!!
出展者名 宮城県多賀城高等学校 SS科学部
授賞理由 光を取り扱っている様々な取り組みの中で、化学反応から生み出される光について取り扱っているプログラムであり、他の光とも関連づけられれば、光の魅力の入り口になりうると感じました。具体的には、光が化学反応からも生み出せることを、身近な例や身近な製品と関連づけて説明し、実際にそれを体感させることで、興味を惹くものでした。子供たちも楽しそうに体験していることに加え、説明している高校生も楽しそう、かつ一所懸命であることが印象的でした。子供たちがうまくスプレーを扱えず、うまく発光が得られないこともありましたが、高校生が笑顔で励ましながら取り組んでいることにサイエンスデイに相応しいやりとりだったと感じました
受賞者コメント この度は、4件の名誉あるアワードをいただき、ありがとうございます。今年度は化学発光の講座プログラムを企画し、ルミノールの発光実験をメインに、原理の説明、実用例の紹介(血痕査の疑似体験やケミカルライトなど)を行いました。本プログラムでは「参加者体験型」「実験の安全性」「感動や気付きの共有」の3つを柱としました。子どもたち自身に実験してもらうことで五感で科学を体験してほしい!と考え、実験器具に水筒を採用するなど、安全に発光が観察できるよう工夫を重ねました。実際にルミノールの青い発光を見た子どもたちが「わぁ」と惹き付けられる姿を見た際、来場者の方々と「感動」や「気づき」を共有できたと感じ、部員一同うれしく思いました。最後になりましたが、来場者の方々や事務局、審査員の皆さまに心より感謝申し上げます。今後も、地域の方々へ「科学の魅力」を伝えていけるよう、励んでいきたいと思います。