東北工大建築学部・建築学科賞

創設者名 東北工業大学 建築学部長・教授 石井 敏  建築学科長・教授 船木 尚己
創設日 2025/06/06
審査基準 協働で取り組んだ成果のあとが見えるもの、私たちの暮らしや地域社会を豊かにすることにつながるもの、人々を笑顔にする力を持っているもの、まちづくりや建築につながるテーマ、ウィズ/アフターコロナ時代の暮らしを豊かにするテーマ、創造的なテーマ、未来のエスキースを描いているようなテーマ
など
副賞 建築学科オリジナルクッキーと大学オリジナルグッズの詰め合わせ
授賞プログラム名 五重塔を揺らしてみよう!木組み体験コーナーもあるよ!
出展者名 宮城県立大崎高等技術専門校
授賞理由 「建築」に関わる唯一の出展として、今年も多くの子どもたちの笑顔を届けてくれたことを評価いたします。木組み体験や、五重塔の揺れの体験を通して、過去が現在、そして未来につながることを伝えてくれました。建築の技術者不足は深刻です。未来のためにも、多くの子どもたちに建築やその技術に興味・関心を持ってもらえるように、このような活動や取り組みを継続されることを期待します。
受賞者コメント この度は、名誉ある東北工大建築学部・建築学科賞を頂き大変光栄に存じます。1000年以上前に創造された五重塔が、木造の高層建築物であるにもかかわらず、倒壊した記録がないという事実に多くの方は驚嘆します。優れた耐震・制震性を有することは間違いないですが、そのメカニズムは現代の科学をもってしても不明な点が多いことにロマンを感じます。来場者の方々が熱心にクイズに答えてくださり、動く台座のハンドルを回し過ぎて、模型が倒壊寸前となって歓声があがるなど、余興としても楽しんでいただけたと思います。小さな家型の木組み体験には、子供たちが4~5人のチームとなって、骨組みを組み立ててもらいました。継手・仕口の複雑な形状を目でみて、組み上げてみて、屋根の上に登ってみて、という体験を通じて、大工が担う家づくりの一端を知ってもらえたのはうれしかったです。最後に、今回の出展が多くの方にとって伝統木造や技能の担い手について考えるきっかけとなっていましたら幸いです。