創設者名 | 東北大学多元物質科学研究所 所長 福山 博之 |
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創設日 | 2025/06/24 |
審査基準 | 科学や技術を、小学生、中学生に、最もわかりやすく説明あるいは体験させた団体に贈ります。子どもの時から科学や技術に興味をもつことはとても大切です。それ以上に、興味をもってもらう努力をすることの方が大切です。そうした先進の取り組みをした団体を表彰したいと思います。 |
副賞 |
1. 東北大学 多元物質科学研究所 概要 2. 東北大学 国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS) 概要 3. リーフレット「Science Adventure」 4. 名入れエコバッグ 5. 名入れ付箋 6. 名入れボールペン 7. 形状記録合金 |
授賞プログラム名 | 二華中水世界 |
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出展者名 | 仙台ニ華中学校 自然科学部 |
授賞理由 | 梅雨明けの猛暑日に思わず「水世界」に惹きつけられて会場に足を運びました。部屋に入るとまず「つかめる水」のコーナーです。容器に入った無色透明の水に指を入れると確かに水がつかめます。これは、アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシムの反応によってゲル化したものとのことでした。ディズニー映画「アナ雪」に登場する不思議な雪だるまオラフを題材とした「塩析」の実験も分かりやすくて良かったです。サイフォンの原理や蒸留の実験も工夫されていましたが、私にとって不思議な魅力だったのは高温の水が低温の水よりも短い時間で凍結する現象「ムペンバ効果」のコーナーでした。頭の中で理由を考えてみました。まさに暑さを忘れる「水世界」への誘いでした。 |
受賞者コメント | この度は5つの賞を頂き、誠にありがとうございました。今年は近年でも類を見ない猛暑だったということで、サイエンスデイにお越しの皆様のオアシスとなれるよう、「水」をテーマに研究・発表をさせていただきました。なかでも、小さなお子さんでも感覚で楽しむことができる「つかめる水」のブースや、映画と科学を結び付けることで科学の面白さを共有する「塩析」のブースは、多くの人が科学に興味を抱くきっかけとなることができたのではないでしょうか。私たちが今回の研究発表において大切にしたこと、それは「気になる」を追及することです。研究だからと言って教科書に沿った実験をするのではなく、自分たちの知的好奇心の赴くままに「気になる事象」を研究していく。この姿勢を常に忘れず抱いたことで、私たちの発表は観客の皆様の興味・探究心と共鳴し、非常に有意義なものになることができたのではないでしょうか。今後も私たち自然科学部は、進化する知的好奇心と共に熱意をもって研究に向き合ってまいりますので、是非来年以降の活動にご期待ください。改めて、この貴重な学びの機会を与えてくださったNatural Science様、素晴らしい賞を下さった5つの団体の方々に心より感謝申し上げます。 |