HOKUSHU仙台市科学館長賞

創設者名 HOKUSHU仙台市科学館長 加藤 民夫
創設日 2025/06/24
審査基準 仙台市科学館の基本方針である「見て・触れて・ためす」科学に近いプログラムであるか、チャレンジ性があるかをポイントに審査します。     
①「見て・触れて・ためす」科学・・・・参加者が実際に触れたり・製作したり・体験したり・観察したりする体験を通し、様々な要素について考えながら取り組めるプログラムであるか。
②チャレンジ性・・・・失敗を改善しながら,成功までのプロセスを楽しめるプログラムであるか。
副賞 科学館を会場にしてのイベントプログラム(展示発表やワークショップ等)開催の権利を授与します。(令和7年度内に実施)
授賞プログラム名 電気の魔法で物質を分解!電気分解の冒険
出展者名 宮城県工業高等学校化工部
授賞理由 電気分解を題材にして様々な溶液を使い実験を行っていました。小学生には、イオン化傾向など少し専門的で難しい内容ですが、丁寧にこどもたちの素朴な疑問や質問に答えながら実験を進めて行く過程がとても素晴らしかったです。こどもたちは実際に研究者になったつもりで実験に参加している姿が見られました。その探求心あふれる姿は当館のコンセプトでもある「見て、触れて、試す科学」の審査基準を満たしたプログラム内容でした。
受賞者コメント 宮城県工業高等学校の化工部です。この度はHOKUSHU仙台科学館長賞をいただきありがとうございます。私たちは“化学”を実験を通して体験してもらい、その理屈を多少なりともわかってもらうことを目指して毎年サイエンスデイに参加させて頂いています。本年は、電気分解という簡単そうで難しい反応を子供から大人までわかりやすい形で教えることを目標に参加しました。工夫したところは、電極から気体とか、液体とかが出てくる様子をお見せするだけでなく、溶液の中の何が反応するのか?また、どんなものが溶けているから電気分解したときに何が出てくるか?という予想を立ててもらい、電気分解を模型やイオン化傾向の表などを用いてお伝えしたところです。多くの方々に実験を体験していただき、「なるほど!」という反応を見られたことが、何より嬉しかったです。このような賞をいただけたことに感謝し、今後も活動を続けていきたいと思います。ありがとうございました。