こども未来賞

創設者名 仙台市教育委員会
創設日 2025/06/25
審査基準 ①子どもたちが自然の不思議さやすばらしさ、科学の有用性を再発見する内容であるか。
②子どもたちがチャレンジすることの価値を実感できる内容であるか。
③子どもたちが学んだことを活かすことにつながる内容であるか。
④子どもが大人(親子)と一緒に関わり合いながら学ぶことができる内容であるか。
副賞 仙台市天文台招待券20枚
授賞プログラム名 二華中水世界
出展者名 仙台ニ華中学校 自然科学部
授賞理由  身近にある水の不思議を題材とし、仮設・実験・考察のプロセスでこどもたちの探求心を深めるすばらしい講座プログラムでした。サイフォンの原理や蒸留、水温の高い水の方が低い水よりも早く凍るムペンバ効果、シリカゲルの効果によるつかめる水、水圧砲など、水の特性に応じた様々な現象を扱い、日常生活とかかわりのある内容について、こどもの目線で丁寧に説明していました。空想世界での事象を科学で説明するユニークな試みや、参加者みんなで楽しむサイエンスショーも行われていました。
 目を輝かせながら学ぶこどもたちの姿が見られ、未来で活躍する科学者になるきっかけにつながると思いました。(280字)
受賞者コメント この度は5つの賞を頂き、誠にありがとうございました。今年は近年でも類を見ない猛暑だったということで、サイエンスデイにお越しの皆様のオアシスとなれるよう、「水」をテーマに研究・発表をさせていただきました。なかでも、小さなお子さんでも感覚で楽しむことができる「つかめる水」のブースや、映画と科学を結び付けることで科学の面白さを共有する「塩析」のブースは、多くの人が科学に興味を抱くきっかけとなることができたのではないでしょうか。私たちが今回の研究発表において大切にしたこと、それは「気になる」を追及することです。研究だからと言って教科書に沿った実験をするのではなく、自分たちの知的好奇心の赴くままに「気になる事象」を研究していく。この姿勢を常に忘れず抱いたことで、私たちの発表は観客の皆様の興味・探究心と共鳴し、非常に有意義なものになることができたのではないでしょうか。今後も私たち自然科学部は、進化する知的好奇心と共に熱意をもって研究に向き合ってまいりますので、是非来年以降の活動にご期待ください。改めて、この貴重な学びの機会を与えてくださったNatural Science様、素晴らしい賞を下さった5つの団体の方々に心より感謝申し上げます。