未来の金属博士賞

創設者名 公益社団法人日本金属学会東北支部 東北支部長 加藤秀実
創設日 2025/06/27
審査基準 金属を含む材料、素材に関して、身近なものに対して奇想天外な着想をもって挑戦的かつ意欲的に取り組んだオリジナリティー溢れる企画・展示を対象とします。未来の金属博士を称えて表彰します。
副賞 表彰盾 
日本金属学会 コースター
授賞プログラム名 まじかるマグネット ~磁石(じしゃく)であそぼう~
出展者名 東北学院大学 工学総合研究所
授賞理由 子どもの頃からずっと磁石は魔法の石です。見えない何かによって、くっ付いたり、はなれたり。いろいろな工夫を凝らし、私たちはこれを遊びの道具にしました。大人になって、この魔法の磁石は、生活を常に新しく、豊かにする暮らしの道具になりました。金属学会でも、KS磁石鋼で知られる本多光太郎・初代会長の頃から今日に至るまで、磁石の基礎・応用研究が討論されています。この展示では、磁石が持つ実に多彩な特殊能力が、工夫を凝らした方法で、直感的に分かりやすく示されていました。魔法にかかった子どもたちが楽しんで、驚く姿が印象的でした。ネオジム磁石に多数の鉄球がくっ付く宣伝写真も豪快で、既に心奪われてしまいます。
受賞者コメント この度は、私どもの出展に対して「仙台清陵 科学部賞」および「未来の金属博士賞」を頂き、誠に光栄に存じます。私どもは、身の回りに多く使われている磁石の不思議を子供たちが体験して、その魅力を感じてもらうことを目標にして、磁気に関する研究を行っている大学生と大学院生が担当して展示を行いました。様々な磁気応用について紹介しましたが、永久磁石は言ってみればクリーンエネルギーの塊ですから高性能磁石を開発することは低炭素化に大いに貢献できます。本受賞を糧として、益々研究に励むとともに今後子どもたちの知的好奇心を引き出せるよう工夫して出展を継続して行きたいと思います。