創設者名 | 東北大学大学院生命科学研究科 研究科長 彦坂幸毅 |
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創設日 | 2025/07/01 |
審査基準 | 生命科学分野でもっとも意表を突いた発表に与える (東北大学の問題解決型授業受講学生による審査) |
副賞 | 生命科学研究科オリジナル絵はがきとクリアファイルのセット |
授賞プログラム名 | 食虫植物の世界 食品とPHの関係を調べてみよう! |
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出展者名 | 宮城県仙台向山高等学校 自然科学部 |
授賞理由 | 食虫植物の発表では、なかなか目にすることのできない様々な種類の食虫植物が実際に展示されており、非常に価値のある内容だったと思います。実物を通して観察できたことで、食虫植物に対する関心を自然に引き出すきっかけとなっていました。一方、食品とpHに関する発表では、身近な現象を取り上げつつも、実験によって予想に反する結果が得られることがあるという科学的な気づきを丁寧に示しており、印象的でした。さらに、得られた結果に対して類似する食品を取り上げ、追加の実験を行って検証を重ねている点も非常に良かったです。今後は実験環境や条件をより明示することで、科学的な信頼性が一層高まると思います。実体験に基づく探究が行われており、科学への関心を高める良い機会となっていました。 |
受賞者コメント | この度は2つの賞を頂き、ありがとうございました。今年度は、昨年度も好評だった食虫植物の展示に加え、新たな研究を出展させていただきました。腐敗した食品に見られる「酸っぱい」という特徴から、腐敗すると食品のpHが酸性に傾くのではないか、というひらめきから始まった本研究ですが、仮説とは異なる結果を示した食品もあり、まだまだ研究の余地が残されています。今後も根気強く研究していきたいと考えています。私たちは今回、思いついたことは何でも実際にやってみることを重視しました。理科の学習において大切な試行錯誤の精神が、今回の展示・発表を通して一人でも多くの方に伝わっていれば幸いです。ただ、それがいきすぎた結果、サイエンスデイ当日に腐敗させすぎた食品を持ち込んでしまい、展示が一部中止になってしまったことはこの場をお借りして謝罪いたします。最後に、サイエンスデイに携わった全ての方々に心より感謝申し上げます。 |