好奇心を育むで賞

創設者名 石井 智仁(仙台市立第一中学校3年)
創設日 2025/07/22
審査基準 サイエンス・デイの目的である「科学や技術の"プロセス"を子どもから大人まで五感で感じられる場づくり」を踏まえ、一中学生として参加者目線で、"プロセス" の最初の一歩になる好奇心に着目しました。参加者が身近な事象にも「なぜだろう」と好奇心を持ったり、科学への興味を深めたりするきっかけとなっているか。理科離れとも言われている今日、子ども達が科学を楽しいもの、自分の頭で考えることを面白いと感じられる内容か。この2点を基準にしました。
授賞プログラム名 大道仮説実験講座〈しゅぽしゅぽ〉
出展者名 楽知ん研究所 仙台
授賞理由 講座名のとおり、真空に関する実験とクイズが大道芸のように次々と行われました。身近なものでの実験であったこと、“パチパチパンチ”と呼ぶ分子の動きは大きな袋の中にビーズを入れて振って歩いて見せたことなど、とても面白く感じました。幅広い年齢層の参加者は見ているだけでなく3択に挙手したり意見を述べたりと、一緒になって頭を使います。付添いのつもりだったであろう大人が予想外の実験結果に思わず上げる歓声、子どもだけが正解してお父さんに得意げにVサインする姿など共に楽しみながら学ぶ様子に、サイエンスが生まれる最初の一歩である「不思議だね、面白いね」とわくわくする気持ちをたくさん見ることができました。
受賞者コメント 当日は合わせて180人ほどの皆さんに参加していただきました。5段階で感想をお聞きしたところ,95%以上の人が「5,とてもたのしかった」と「4,たのしかった」を選んでくださいました。たくさんの人と楽しい時間を過ごすことができました。さらに,おふたりからのステキな賞をいただき,とても感激しています。おふたりが創設された賞の審査基準と受賞理由を読ませていただいてビックリしました。こういう視点で,ものごとを見たり考えたりできる素晴らしい少年たちがいる ということに驚かされました。私たちNPOのミッションは次のとおりです。

私たちは,誰もが たのしく感動的に 学ぶことができる 〈科学入門講座〉を 開催するNPOの研究所です。
その講座を通して,予想をたてて実験しながら,新しいことに〈チャレンジする〉人,そのチャレンジを〈主体的に応援する〉人,〈他人の笑顔を広げていく〉人 たちが,たくさん育つ社会を つくっていきます。

今回,石井さん,佐藤さんからお認めいただいたことで,これからも自信をもって活動を進めることができます。
ありがとうございました。