一般の方や学生、事業者の方や専門家が集い、海と人が共生する未来型の沿岸地域社会を創るためのコラボレーション・アイデアを考え、発信するイベントです。
いま沿岸域では、海洋生態系にかかわる様々な問題が生じています。例えば三陸地方では、 地球温暖化によりタチウオやイセエビなど、南方の魚介類が増えてきている一方で、これまで豊富だったサンマやサケの漁獲量は急激に落ちてきています。 目新しい魚を流通させるには、その魚を調理する技術や食べる食文化も必要です。 また、災害の発生や人口減少により、伝統漁業や人と自然のつながりを保つのに大切な文化的活動が衰退しつつあります。 その一方で、近年「ブルーエコノミー」や「海業」など、環境や経済と、 文化や伝統などを結び付けながら持続可能な社会を目指す新たな取り組みも注目されるようになってきました。
沿岸域において、私たちが環境、社会、経済に折り合いをつけながら、納得のいく未来型社会を作っていくにはどうすればよいのでしょうか?
このイベントでは、まず海洋物理学、生態学、文化人類学、社会経済学、水産事業者といった多彩な分野の専門家から、 主に東北地方を例とした沿岸地域の直面する課題と、それに対する取り組みについて話を聞きます。 その後、参加者の皆さん全員で、異なる立場の人同士が連携することによって課題を解決するためのアイデアを生み出していきます。 結果はイラストと文 (グラフィックレコーディング)によりとりまとめて発信し、新たな知識を社会と分かち合います。
海や自然、地域社会のよりよい未来を考えてみたい方、他の人との協力からイノベーションを生んでみたい方は、ぜひご参加ください
開催概要
【日時】2025年2月22日(土)
• ワークショップ: 09:30–18:00
• トークイベント: 10:30–13:00
【開催方法】
• ワークショップ: 対面
• トークイベント: ハイブリッド
【定員】先着順
• ワークショップ: 現地30名
• トークイベント: 現地50名、オンライン200名 (通訳付き)
【申込】必要 (参加費無料)
【対象】大学生、高校生、一般の方
【会場】東北大学片平キャンパス材料科学高等研究所(AIMR) 2階セミナー室
【申込締切】2025年2月14日(金) 17:00
お申込み、詳細はこちらの
WEBサイトから
https://www.tfc.tohoku.ac.jp/tfcfund/2024/mmi_t2_e01/