光ってそもそもなんだろう?粒なのか、波なのか。遠くギリシアの時代から議論されてきました。そして現在では、光とは波と粒のどちらの性質も持つことがわかっています。
本講座では、光の持つ波の性質に焦点を当て、理論と実験の両面から理解を深めます。さらに、社会では光をどのように人間が操って生活に役立たせているか、光技術の専門家である企業の皆さんからお話いただきます。
■実施概要
【日時】平成27年8月23日(日)14:00~17:30
【場所】東北大学 西澤潤一記念研究センター(仙台市青葉区荒巻字青葉 519-1176)
【主催】特定非営利活動法人 natural science
【共催】東北大学マイクロシステム融合研究開発センター
【協力】株式会社リコー応用電子研究所、日本分光学会東北支部
【対象】やる気のある中高生8名
【アクセス】仙台市営バス(約20分、350円) 仙台駅西口9番のりば「青葉台」行き、終点「青葉台」バス停下車。バス停から徒歩約5分。
※バス時刻表(休日)
仙台駅発13:07 → 青葉台着13:23
青葉台発17:45 → 仙台駅着18:06
青葉台発18:25 → 仙台駅着18:42
■講座内容
14:00~14:50 【理論編】
数式と物理シミュレーションで波を理解しよう
1.波を表現しよう
(振幅、振動数、波長の関係と数式による表現)
2.平面波を理解しよう(波数の概念)
3.重ねあわせの原理を理解しよう
4.ホイヘンスの原理と球面波を理解しよう
5.回折の一般的表式を導出しよう
6.単スリットによる回折現象を理解しよう
15:00~17:00 【実験編】
光学実験系を構築してみよう
1.光学実験系の使い方
2.平行ビームの作り方
3.単スリットによる回折実験
・既知の波長の光源による暗線幅の計測
・暗線幅の計測から未知の光源の波長を見積もろう
17:00~17:30 【事例編】
社会で役立つ光技術 (担当:リコー)
1.企業での光技術応用について
2.光技術の専門家に聞いてみよう