2015年のノーベル物理学賞が、「ニュートリノ振動の発見によりニュートリノに質量があることを示した」業績により、東京大学梶田隆章教授(スーパーカミオカンデ実験)とクイーンズ大学アーサー・マクドナルド名誉教授(SNO実験)に贈られたことを記念して、市民講座「ノーベル賞物理がわかるーニュートリノのはなしー」を開催します。
□ ニュートリノやニュートリノ振動ってなんだろう?
□ その発見で何がわかったのだろう?
□ ニュートリノ研究は今後どうなるのだろう?
をテーマにして、専門的知識を持たない方にもわかりやすく解説します。
日本でのニュートリノ関連のノーベル物理学賞受賞は、2002年の東京大学小柴昌俊特別栄誉教授に続くもので、いずれも岐阜県飛騨市神岡鉱山地下のニュートリノ観測プロジェクトによってもたらされました。東北大学ニュートリノ科学研究センターは、2004年までスーパーカミオカンデに参加する一方で、2002年からは独自にカムランド実験を開始し、ニュートリノ振動の確立に大きな貢献をしてまいりました。また、今回のニュートリノ質量の発見を「宇宙・素粒子の大問題」解明につなげる新たな研究で世界をリードしています。講演者の井上邦雄先生は、カミオカンデ・スーパーカミオカンデ・カムランドの三世代全てに関与したニュートリノ研究一筋の研究者です。
記
日 時:2015年12月5日(土) 15:00〜16:30
開場は14時で、簡単な展示を用意します。
会 場:せんだいメディアテーク 7F スタジオシアター
〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町2-1
TEL:022-713-3171
JR仙台駅より徒歩20分、タクシー7分
または地下鉄勾当台駅より徒歩6分
講演者:井上邦雄 東北大学ニュートリノ科学研究センター長・教授
チラシ:[pdf,1.8MB]
参加費無料、当日参加可ですが、準備の都合上参加登録にご協力をお願いします。(こちらから登録できます。)
(お問い合わせ先)
東北大学ニュートリノ科学研究センター
教授 井上邦雄
TEL: 022-795-6722
E-mail: inoue[at]awa.tohoku.ac.jp *[at]を@に置き換えてください