宮城県は、瑞鳳殿や大崎八幡宮など漆塗りの文化財を数多く保有していますが、漆生産量はゼロ。
国内の漆産業全体で見ると、原料の約99%を中国を中心とする輸入に頼っています。
そこで、住民の高台移転によって人の営みから離れつつある沿岸部で将来、漆産業が生まれにぎわいが戻ることを願って植樹されたのです。
漆が採取できるようになるまで10〜15年。
そのころ大人になる子どもたちが今からできることって何だろう?
そう考えていく中で、漆の伝統的な手仕事と、最新デジタル機器を体験・見学して「ものづくりの未来」について考えることの大切さを感じ、漆の職人や作家、専門家、最新のデジタルファブリケーション※に詳しい講師から学ぶ「親子うるしワークショップ」を企画しました。
寒冷紗と漆を重ねる「乾漆」という技法を使ってオリジナルデザインのコースターを作るほか、木製カップの拭き漆仕上げにも挑戦。3日目は、レーザーカッターや3Dプリンターなど最新の加工機械がそろう「FabLab SENDAI FLAT」を会場に、作品のほか、漆を使ったものづくりアイデアの発表も行います。
参加は無料で、興味のある方なら大人だけの参加も可能です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。