本講演会では東日本大震災発生からの5 年間を、東北沿岸で地道な調査を続けてきた研究者が振り返り、大地震と津波によって生態系に何が起こったのか、その後どのように変化してきたのかということを一般に向けて報告します。将来の震災に対し、生態系サービスや生物多様性を維持していくために、どのような努力が我々に可能なのかを参加者とともに考え、議論を深める予定です。皆様のご来聴をお待ちしています。
http://www.esj.ne.jp/meeting/63/sympo.html
プログラム
開会の辞:
中静 透(東北大学)
講演者と演題:
横山 潤(山形大学):震災などの自然災害と生物多様性
平吹喜彦(東北学院大学):豊かさの持続:よみがえる海浜生態系に学ぶ
黒沢高秀(福島大学):震災後の植物多様性と復旧事業:希少種の繁茂とその運命
鈴木孝男(東北大学):津波が干潟生物に与えた影響とその後の回復ならびに問題点
小寺祐二(宇都宮大学):原発事故由来の放射性セシウムによるイノシシの汚染の実態
司会:松政正俊(岩手医科大学)
後援:環境省東北地方環境事務所、宮城県、仙台市、東北大学
入場無料・事前申込不要です。