人類は、野生動物を家畜化し飼うことによって、様々な恩恵を受けてきました。このプログラムでは、野生動物と家畜の違い、家畜動物の歴史、家畜動物との暮らしで私たちが得てきたものや、感染症などのリスクの存在を学びます。また実際に飼育動物のストレスを測定する方法として、行動の観察やストレスチェックテストを実施します。そうした試みを通じて、動物の健康でより豊かな暮らしを実現できるような飼育方法を考えます。
活動のさいはグループを作り、ヤギ、ニワトリなどの家畜動物の「ふれあい」や「観察」を行います。楽しい体験を通じて、食べることが「命をいただく」ことでもあると改めて実感し、動物飼育が「命を守る」ことだと理解していただけると考えています。
8:50-9:10 受付
9:10-9:20 開講式(あいさつ、アイスブレーク)
9:20-9:40 演習(動物の飼育について考えよう)
9:50-10:20 講義(ヤギについて・日本人とヤギ)
10:30-11:20 実習(動物の健康観察と行動観察)
11:30-12:00 実習(ヤギの採食観察)
12:00-12:30 実習(ストレスチェック)
12:30-13:30 昼食、科研費の説明
13:30-14:00 講義(人獣共通感染症)
14:10-14:50 演習(動物の飼育方法を考えよう)
15:00-15:30 班毎ふりかえり、発表会
15:30-15:50 未来博士号の授与、アンケート記入後、解散