開催日:2022年10月31日(月) 13:00~16:00
場所:東北大学片平キャンパス生命科学研究科プロジェクト棟 大講義室(参加人数制限有)
+Zoomによるハイブリッド開催(オンライン最大参加数1000名)
参加申込:下記フォームよりご登録ください(10月26日(水)〆切)
※対面を希望される場合は10/20(木)までにお申し込みください。結果を10/21(金)までにご連絡させていただきます。
概要:
民間企業や金融機関が、自然資本および生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価し、開示するための枠組みをつくるTNFD (自然関連財務情報開示タスクフォース) が発足しました。今後、民間企業や金融機関が、生物多様性に関する利用や保全を適切に開示する必要が生じてきます。適切な生物多様性の利用や影響評価をどのような手法で実施するかについては、生物多様性を扱う研究者と、企業・政府などが連携してその枠組みを提案していく必要があります。そこで、本シンポジウムでは、TNFDの現状についての報告を踏まえて、生物多様性を評価するツールの紹介とその実践例などについて報告します。さらに、研究者、企業、政府の関係者を交えて、生物多様性観測やその情報蓄積を企業活動の影響評価にどう活かすかを議論します。
プログラム:
13:00 挨拶、東北大学総長 大野英男
はじめに 河田雅圭 (東北大学大学院生命科学研究科教授)
13:10 TNFDが示唆する自然関連情報の進化の重要性
原口真 (MS&ADインシュアランスグループホールディングス サステナビリティ推進室 TNFD専任SVP)
13:30 生物多様性を巡る世界の動きとTNFDがもたらす企業への影響
藤田香 (東北大学大学院生命科学研究科教授/日経BP 日経ESG シニアエディター)
13:50 環境DNA観測網ANEMONEの可能性:自然資本を予測可能に変える
近藤倫生 (東北大学大学院生命科学研究科教授)
14:10 ネイチャーポジティブのテクノロジープラットフォーム:企業活動を 生物多様性ビッグデータ分析で支援する
久保田康裕 (株式会社シンクネイチャー代表取締役/琉球大学理学部教授)
政府や企業の取り組み
14:30 都市の生物多様性と定量評価~積水ハウス「5本の樹」計画を事例として
八木隆史 (積水ハウス株式会社ESG経営推進本部 環境推進部課長)
14:40 LEAPによる試行的開示とキリングループの統合的アプローチ
藤原啓一郎 (キリンホールディングス株式会社 CSV戦略部 シニアアドバイザー)
14:50 環境省の取組
浜島直子 (環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性主流化室長)
15:00 休憩
15:10 パネルディスカッション
主催:東北大学大学院生命科学研究科
後援:東北大学グリーン未来創造機構
後援:東北大学ナレッジキャスト株式会社
後援:東北大学社会にインパクトある研究 自然共生
問い合わせ先
生命科学研究科広報室
lifsci-pr@grp.tohoku.ac.jp