海をはかる〜海洋観測と私たちの暮らし〜

開催期間
2016年03月01日(火) 00:00 ~ 2016年03月26日(土) 15:00
申込期間 2016年03月01日(火) 00:00 ~ 2016年03月26日(土) 15:00
カテゴリ 参加機関主催
主催者名 東北大学大学院理学研究科(広報室)
定員数 100人
参加資格 高校1年生 ~ おとな
会場 東北大学大学院理学研究科 合同C棟2階 青葉サイエンスホール
時間帯
2016年03月01日(火) 00:00 ~ 2016年03月26日(土) 15:00


 
 東北大学大学院理学研究科と東北大学災害科学国際研究所では、「海をはかる〜海洋観測と私たちの暮らし〜」を下記のとおり開催することになりました。 海は人間を含む多くの生きものが暮らす環境の形成に深くかかわっています。しかし、日頃それを意識することも、学校で海を取り上げる機会も、ほとんどないと思います。
 国際アルゴ計画の運営チーム会議が日本で開催されることに因んだこの講演会では、海の専門家が、色々な切り口で海についてわかりやすく解説します。2000年に始まった国際アルゴ計画のもと、世界の海を常に観測している約4000台の小型自動観測ロボット「アルゴフロート」、海と天候・気候の関わり、身近な水産資源に関わる海の環境といった話題から、私たちの暮らしと海とのつながりを感じられることでしょう。講演会の大きな目的の一つは、海洋基本計画に謳われる海洋教育の充実に資することであり、各講演や実演・討論をとおして、海を授業で取り上げたい教育関係の方々や、海に興味のある方々に役立つ多くのアイデアを提供します。

 

イベント内容

 

開催日時 : 平成28年3月26日(土)9:30〜15:00(受付9:15)

会   場: 東北大学大学院理学研究科 合同C棟2階 青葉サイエンスホール
〒980-8578 仙台市青葉区荒巻字青葉6-3

主   催: 東北大学大学院理学研究科、東北大学災害科学国際研究所

共   催: 仙台管区気象台、国立研究開発法人水産総合研究センター東北区水産研究所、東北大学グローバル安全学教育研究センター

後   援: 宮城県教育委員会、仙台市教育委員会、日本海洋学会、公益社団法人日本気象学会

定   員: 100名、先着順定員締め切り、入場無料

ポスター : [pdf,1.3MB]

参加申込 : FAXまたはWebよりお申し込み下さい。
FAX:022-795-6530、参加登録フォーム

プログラム: 講演1:世界の海をはかるロボットたち−アルゴ計画−
ハワード・フリーランド(国際アルゴ計画ディレクター)
解説:須賀利雄
講演2:海と気候の深い関係−暮らしにつながる海洋観測−
中村 辰男(仙台管区気象台 海洋情報調整官)
講演3:海洋のすがたと恵み−生態系のなかの私たち−
奥西 武(水産総合研究センター 東北区水産研究所海洋動態グループ長)
実演:きょうのアルゴの活躍−世界の海の観測ロボットを見てみよう−
細田 滋毅(海洋研究開発機構 海洋循環研究グループリーダー代理)
総合討論:海のなぜ?どうして?



【国際アルゴ計画について】
 大気の約1000倍もの熱容量をもち、気候変動の把握とメカニズムの理解にとって不可欠な海洋環境のモニタリングのために、日本や米国、欧州各国が連携して国際アルゴ計画を2000年に立ち上げ、およそ300㎞四方に1台、海面から水深2000mまで10日毎に自動で水温・塩分を計測可能なアルゴ(Argo)フロートの展開が開始されました。日本では、2000年から内閣府主導で開始されたミレニアム・プロジェクトとして、海洋研究開発機構(JAMSTEC)をはじめ関係省庁(外務省、文部科学省、水産庁、国土交通省、気象庁、海上保安庁)が連携してアルゴ計画推進委員会を組織し、Argoフロートの展開を開始し、観測網の構築に大きな貢献をしてきました。
 開始当初、日本や欧米8か国で始められたArgoフロートの展開は、参加国数の増加とともに展開数も急激に伸び、2007年10月に当初の目標の3,000台に到達しました。2011年11月には、過去100年以上にわたって蓄積された船舶観測データ数を凌駕する100万データも記録し、海洋研究のインフラストラクチャーとしてなくてはならないものとなりました。国際アルゴ運営チームはArgoフロートの観測網を安定的に維持しつつ、その守備範囲を拡張する計画の検討を始めています。

 

お問い合わせ先


東北大学大学院理学研究科
地球環境物理学講座
教授 須賀 利雄(すが としお)
電話:022-795-6527
E-mail:suga[at]pol.gp.tohoku.ac.jp

東北大学大学院理学研究科
特任助教 高橋 亮(たかはし りょう)
Tel:022−795−5572、022−795−6708
E-mail:sci-pr[at]mail.sci.tohoku.ac.jp

*[at]を@に置き換えてください

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