コンピュータ・グラフィックス(CG)は、コンピュータ内に仮想の3次元世界を構築するための技術です。昨今の映画やゲームなどエンターテインメント分野では欠かせない存在となっています。一見難しそうなCGですが、近年猛烈な勢いで成長しているウェブテクノロジーを利用することで手軽に実装することが容易になってきています。本講座では、最新ウェブテクノロジーHTML5を用いたCG体験講座を行います。HTML5やCGに興味のある方の受講をお待ちしております(Windows7以上のPCと最新のGoogleChromeをご準備ください)。
HTML5におけるコンピュータ・グラフィックス
HTML5の登場により、ブラウザで動いているとはとても思えないようなハイクオリティな3Dグラフィックスを、特殊な環境を必要とせずに、ブラウザとテキストエディタのみで、ネイティブアプリケーション並みなハイパフォーマンスで実装できる時代が到来しました。これを可能としたのが、HTML5で初めて登場したWebGLという新しい規格です。しかしながら、WebGLは非常に精密なグラフィクスを制作できる反面、難解で非常に敷居が高いと言われており、WebGLを簡単に取り扱えるライブラリが望まれていました。そこで登場したのが、本講座で紹介するthree.jsです。本講座では、HTML5で3Dグラフィックスを実現するthree.jsの使い方を、コンピュータグラフィクス未経験者でも理解できる手順で、豊富なサンプルを用いて実践的に学んでいくことを目的として開講します。