放射線の測定は、従来自然科学の研究教育や産業・農業、医学・医療の分野の領域でしたが、四年前の東日本大震災に付随して発生した福島第1原子力発電所事故による核分裂物質の飛散によるストロンチウム-90や、セシウム-134,137による環境の放射能汚染は、放射線検出を日常の仕事にしています。小学生から、大人まで自然科学の勉学の一端として、また放射能汚染の無い食材を安心して食べるため、放射線を自分の手で測って見ましょう。放射線を測る測定器には色々なものがありますが、安全で正確な放射線量を与えてくれる測定方法が社会に広がることを目指して、皆で楽しみながらガンマ線だけで無く、東北大学で新しく開発されたベータ線検出器などでベータ線を測ったり、みんなの放射線測定室「てとてと」で開発された写真フィルムを使ったラジオグラフィーによる放射線測定の話を聞いたりしましょう。