私たちは「稲・麦・大豆」の研究をしています。中でも稲からとれるお米は主食としてとても身近な一方,最近は米のおいしさを競って全国でお米の“ブランド化”がすすめられています。
「そもそも米の味なんてそんなに違うの?」,「普段食べているお米で十分おいしいよ」ですって?実は,今のお米は長い研究や試験を経て育てられていて,最初からおいしかった訳ではありません。おいしくなる能力を持ったよい品種も,育て方一つで味は大きく変わってしまうので,栽培の工夫も重ねられてきました。
今と比べるとすごく“まずい”昔のお米からいま私たちが食べている”おいしい“お米への研究開発の過程を研究者が実物を交えて紹介します。