ホーム > イベントレポート > 主催・共催・コーディネート(報告) > 「サイエンスデイ in 多賀城 2021(第6回)」が開催されました。(冬休み~1月末)
2021年12月24日~2022年1月31日 

「サイエンスデイ in 多賀城 2021(第6回)」が開催されました。(冬休み~1月末)

科学を五感で感じる・科学で地域が見える

【チラシ】サイエンスデイ-in-多賀城2021
 「科学・技術の地産地消」を目指す『学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティ』では、地域の多様な大学・研究機関や企業、教育機関等と連携のもと、「科学の”プロセス”を子どもから大人まで五感で体験できる日」をコンセプトに、一般向けの体験型イベント『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』を、東北大学(宮城県仙台市)を会場に2007年から毎年開催しています。さらに本活動の一環として、科学を切り口に地域を再発見する「ミニサイエンスデイ(仮)」を各地域と連携しながら開催しています。

 仙台市に隣する多賀城市において、今年で6回目を迎える「サイエンスデイ in 多賀城 2021」(主催:多賀城市教育委員会(主管:多賀城市中央公民館、共催:多賀城工場地帯連絡協議会ほか、監修:NPO法人 natural science)が、今回も感染症予防対策のために会場を多賀城市文化センターから参加者の「おうち」に変えて、家庭でいろいろなプログラムにチャレンジしていただく新しいスタイルで開催されました。(冬休み~1月末開催)

多賀城市は、2024年に多賀城創建1300年を迎えます。古代東北の中心地と言われ歴史のあるまちとして著名ですが、特色ある企業が多い科学技術のまちでもあります。「サイエンスデイ in 多賀城」は、東北大学を会場にして毎年開催している『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』への参加をきっかけに、ぜひ地元多賀城市の子どもたちにも身近な場所で科学に親しんでもらいたいと、多賀城工場地帯連絡協議会(会長:ソニーストレージメディアマニュファクチャリング株式会社多賀城サイト長 鈴木登之和さん、以下多工連)が多賀城市中央公民館と連携して2016年から始まりました。

初年度は、出前授業の経験がある多工連会員事業所集まって5つの講座を実施。翌年は、新たに産業技術総合研究所東北センター、宮城県産業技術総合センター、宮城県多賀城高等学校が加わり、6つの講座と7つの見学体験プログラムを実施。以降、毎年新たな出展者、プログラムを加え子どもたちへの科学の地産地消に取り組んでいます。

 第6回の開催となる今年度は、400人を超える小学生と保護者が、以下の4つプログラムの中から、興味のある個々のプログラムにチャレンジしました。
A.観察・実験・もの作り (公民館で教材を受け取り期間内にチャレンジする12のプログラム)
B.オンライン講座 (3講座)
C.おうち時間応援!クイズ・ゲーム・学びのサイト (地元の高校や企業関連のおすすめサイト9選を紹介)
D.科学の本を読んでみよう! (多賀城市図書館が推薦図書を紹介)

参加者のアンケートでは、小学生から「家族と一緒に作って楽しかった」「しくみがわかった」「また作りたい」と。保護者から「ステイホームの中で子どもと、とてもいい時間が過ごせた」「教材が本格的で子どもも親も楽しめた」「地域の身近な技術が知れて良かった」とうれしい声が寄せられました。2回目の新様式も多賀城の特色あるイベントとなりました。


─────────────────────────────────────────────
■ サイエンスデイ in 多賀城 2021(第6回)~おうちで~ 開催概要■
─────────────────────────────────────────────
【日  時】2021年12月24日(金)~2022年1月31日(月)
【場  所】~おうちで~
【主  催】多賀城市教育委員会(主管:多賀城市中央公民館)
【共  催】多賀城工場地帯連絡協議会
      国立研究開発法人 産業技術総合研究所 東北センター
      宮城県多賀城高等学校、東北学院大学工学部、国府多賀城-科学の森
【協  力】多賀城市図書館、社会福祉法人レインボー多賀城
【監  修】特定非営利活動法人 natural science
【対  象】多賀城市の小学生と保護者
      ※『学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティ』
        会員の場合、多賀城市内在住でない方も申込可です。
【申  込】「実験・観察・もの作り」「オンライン講座」のみ事前申込が必要
【詳  細】http://www.city.tagajo.miyagi.jp/chuo-kominkan/scienceday.html
【出展内容】
おうちでチャレンジプログラム
◆ 実験・観察・もの作りプログラム(事前申込制、教材提供)
1. ペットボトルの中に夕焼けを再現してみよう! (産業技術総合研究所東北センター)
2. 電池がなくなるって、どういうこと?(国府多賀城-科学の森)
3. ダンボールでけん玉を作ろう!(王子コンテナー株式会社)
4. プリザーブドフラワーでアレンジ花を作ろう!(株式会社ごんきや)
5. ゼラチンとアガー(海藻由来のゼリーの素)の違いを確かめよう!(ゼライス株式会社)
6. 虹色きらきらスコープ作ろう!(ソニーグループ株式会社)
7. ボックスカメラを作ろう!(ソニーグループ株式会社)
8. 紙コップスピーカーを作ろう!(ソニーグループ株式会社)
9. ためた電気でモーターカーを走らせよう!(東北電力株式会社)
10. 粘土キャンドルを作ろう!(ポリテクセンター宮城)
11. 高所作業車のペーパークラフトを作ろう! (株式会社ユアテック)
12. わかめ なぜ?なに? ~わかめ博士になれるかな?~(理研食品株式会社)
◆オンライン講座
1. 身の回りの薄膜は? 超薄膜の作り方を見てみよう!(東北学院大学 工学総合研究所) 
2. 画像処理をやってみよう!(東北学院大学工学部佐瀬研究室)        
3. “あったらいいな”を作ろう♪~「MESH」プログラミングにチャレンジ~ (ソニーグループ株式会社)
◆ おうち時間応援!クイズ・ゲーム・学びのサイト
1. 宮城県多賀城高等学校科学部
2. 株式会社アマタケ
3. 王子ネピア株式会社
4. 石油連盟
5. ソニーグループ株式会社
6. 日立グループ
7. 東北電力株式会社
8. 理研食品株式会社
9.チーム多工連
◆科学の本を読んでみよう!(多賀城市図書館)
─────────────────────────────────────────────

当日の様子

<クイズ・ゲーム 学びのサイト(リンク集)

tagajo016 tagajo017

<科学の本を読んでみよう>

(多賀城市図書館)サイエンスデイ特設コーナー
tagajo018

<実験・観察>

わかめ なぜ? なに? ~わかめ博士になれるかな?~(理研食品)
tagajo001

ゼラチンとアガー(海藻由来のゼリーの素)の違いを確かめよう!(ゼライス)
tagajo002

<もの作り>

ダンボールでけん玉を作ろう! (王子コンテナー)
tagajo003

電池がなくなるって、どういうこと?(国府多賀城科学の森)
tagajo004

ペットボトルの中に夕焼けを再現してみよう!(産総研東北センター)
tagajo005

ためた電気でモーターカーを走らせよう! (東北電力)
tagajo006

高所作業車のペーパークラフトを作ろう! (ユアテック)
tagajo007

プリザーブドフラワーでアレンジ花を作ろう!(ごんきや)
tagajo008

粘土キャンドルを作ろう! (ポリテクセンター宮城)
tagajo009

虹色きらきらスコープ作ろう! (ソニーグループ)
tagajo010

紙コップスピーカーを作ろう! (ソニーグループ)
tagajo011

ボックスカメラを作ろう! (ソニーグループ)
tagajo012

<オンライン講座>

身の回りの薄膜は? 超薄膜の作り方をみてみよう! (東北学院大学 工学総合研究所)
tagajo013

画像処理をやってみよう! (東北学院大学 工学部 佐瀬研究室)
tagajo014

“あったらいいな”を作ろう♪ ~「MESH」プログラミングにチャレンジ~ (ソニーグループ)
tagajo015

<保護者>

◆楽しそうに取り組めていました。科学に興味があり、何かを作ることも好きな為、サイエンスディはとても良かったです。
◆家でやれるイベントは初めて参加しましたが、とても良かったです

◆子供は、目を輝かせてチャレンジしていました。科学に、ますます興味を持ったようです。コロナ渦で、外出もままならないこともあり、自宅で参加でき助かりました。これからも続けてください。

◆学年があがると参加できるプログラムが増えるので、来年以降も楽しみにしています。沢山のプログラムがあり企画する側は大変でしょうが、子供に科学やものづくりを体験させるよい機会なので、是非これからも続けて頂きたいです。素敵な企画をありがとうございました。

◆みんなで集まって一緒に出来たらまた違う楽しさがあるんだろうと思います。来年こそは通常開催でできるといいですね。参加させて頂きありがとうございました。

<子ども>

◆とても楽しかった。また作りたい。
◆家族と一緒に作って楽しかった。
◆しくみがわかった。

公開:2022.05.12 主催・共催・コーディネート(報告)
文責:多賀城市教育委員会(主管:多賀城市中央公民館)

TOP