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2022年2月5日 オンライン

「第11回『科学と社会』意見交換・交流会」(ゲスト:中鉢良治さん(産業技術総合研究所最高顧問、元ソニー社長))を開催しました

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 「科学と社会」意見交換・交流会とは、「科学と社会」をテーマに、毎回、各界から多彩なゲスト(科学者、実業家、行政関係者、作家など)を迎え、宮城の美味しい日本酒を交えながら、ざっくばらんに議論するニュータイプのサイエンスカフェです。「科学と社会」についての捉え方は、立場によって異なります。議題は、ゲストが「科学と社会」をどのように捉えているかからスタートし、その切り口から、ゲストと参加者同士で活発な議論を行います。明示的な落とし所をつくることが主目的ではなく、様々な立場の方にご参加いただくことによって、「科学と社会」の現状を浮き彫りにすることを主な目的としています。

※これまでの開催報告は、以下ページをご覧ください。
http://www.natural-science.or.jp/communication/science_and_society/



中鉢良治(ちゅうばち・りょうじ)さん
1947年大崎市生まれ。東北大学大学院工学研究科博士課程修了。77年ソニー入社。副社長を経て2005年から社長、09年から副会長。13年、産業技術総合研究所理事長に就任。20年から現職。株式会社オフィスRC代表も務める。
 第11回目となる今回は、産業技術総合研究所最高顧問で元ソニー社長の中鉢良治さんをゲストスピーカーに迎えて、2月5日にオンラインにて開催しました。中鉢さんは宮城県玉造郡鳴子町(現大崎市)のご出身で、東北大学大学院工学研究科で博士号を取得後、技術者としてソニーに入社。その後、同社を経営者として率いた後、日本最大級の国立研究機関である産業技術総合研究所の理事長として、技術と社会の橋渡し役を担ってきました。

 そんな中鉢さんが考える、都市と地方の立場を超えた、真の豊かとは何か?について、ご自身のご経験など豊富なエピソードを交えながら、はじめに1時間ご講演いただきました。続いて後半の意見交換・交流会では、参加者一人ひとりと中鉢さんとで意見交換いただき、10代から70代まで多様なバックグラウンドの参加者からの質問や意見、感想等に対して、中鉢さんから直にアドバイスやメッセージ等をいただきました。本会のゲストスピーカーを快くお引き受けくださった中鉢良治さん、そして、ご参加いただきました皆さまに、心より感謝申し上げます。


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※宮城県委託事業「令和3年度社会人との対話によるキャリア発達支援業務(小学生対象)」の協力企業向け「地域内若手社会人の交流会」も兼ねて開催させていただきました。

参考記事

【レポート】東北大学未来科学技術共同研究センター創立20周年記念講演会/中鉢良治さん(産総研理事長)招待講演「豊かな社会とは?-科学技術の視点から-」
未来社会を創造する、真のグローバルリーダーとは?/中鉢良治産総研理事長と山形大学大学院生が座談会で議論
中鉢良治さん(産総研理事長)×海輪誠さん(東北活性研会長)対談:東北の未来創造にむけて
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公開:2022.02.07 主催・共催・コーディネート(報告)
文責:大草芳江

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