iCAN’17世界大会には、中国、日本、ドイツ、フランス、イギリス、カナダ、タイ、オーストラリア、台湾、香港の10の国と地域から、各国内・地域予選を勝ち抜いた17チームが参加しました。natural science の2チームは、4月に行われた日本国内予選でそれぞれ1位と3位に入賞し、世界大会への出場権を獲得しました。
なお、これまでnatural science からは、iCAN世界大会に通算4チームが出場し、世界第1位に2回、世界第3位に2回入賞しています(iCAN’12世界3位、iCAN’15世界1位、iCAN’17世界1位及び第3位)。
本アプリは、パソコン使用者の姿勢情報をセンサーと画像で取得し、「姿勢が悪い」と判定した時に敢えてパソコン表示画面を徐々に暗くさせることで、自然と姿勢を正すように習慣付けさせるシステムを特徴とします。本アプリを教育で用いれば、不良姿勢を未然に防ぐことが期待されます。実用面でも5.8gと軽量仕様で好きなメガネに装着でき、ボタン電池1個で長時間駆動が可能です。電池がなくなる頃には、正しい姿勢が身に付いていることでしょう。外部から物理的に姿勢を正そうとする従来の矯正グッズとは一線を画す、IoT時代の新しい発想のアプリであることが、世界からも高く評価されました。
注1) natural science は、科学の”結果”だけでなく”プロセス”を共有化できる場づくりを通じて、知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造に資することを目指すNPO法人(2007年設立)。「子どもから大人まで科学のプロセスを五感で体験できる日」をコンセプトにした年1日限りのサイエンスフェスティバル『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』の企画・運営や、中長期スパンで科学的な基礎力と創造力を育成する小中高大学生向け講座『科学・技術講座』の開発・実施(毎週火~金曜日開講中)が活動の中心。2012 年には『学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティ』を宮城県との共同で設立。「科学・技術の地産地消」と銘打ち、学都「仙台・宮城」の資源が教育的価値として地域に還元される循環づくりを目指している。
特定非営利活動法人natural science
理事 大草 芳江(おおくさ よしえ)
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