【満員御礼】natural science 科学・技術講座（出張版）in ひのき進学教室「３次元コンピュータ・グラフィックスに挑戦！～はじめてのプログラミング＆アルゴリズム～」（3月20日、21日）を開催しました

　特定非営利活動法人natural science では、「圧倒的な基礎力と創造力をその手に」をコンセプトに、アクティブ・ラーニング型の「科学・技術講座」を平成28年度から小中高生対象に本格開講します。本講座では、知のコモディティ時代を切り拓き、次世代の科学・技術イノベーションを担う人材育成を目的に、IoT最新技術群を駆使し、目的やアイディア、方法論を自ら見つけ、多様な価値観を持つ他者と議論を交わしながら自らのアイディアを形にできる、”圧倒的な基礎力と創造力”の育成を目指します。

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　本格開講に先立ち、natural science 科学・技術講座（出張版）in ひのき進学教室「３次元コンピュータ・グラフィックスに挑戦！～はじめてのプログラミング＆アルゴリズム～」の4時間講座（各定員10名）を3月20日（日・祝）と21日（月・祝）、2日間で計3回、ひのき進学教室の上杉教室及び泉中央教室を会場に実施しました。全講座で満席となる計30名の参加があり、受講生の内訳は、小学5・6年生が計18人、中学生1・2年生が計12人、なかには県外からの参加者もおり、受講生の約9割がコンピュータプログラミング未経験者でした。

　講座では、プログラミング初心者を対象に、書籍著者自ら、プログラミング言語の基礎を一から実践的に指導し、まずプログラミングで簡単な算数や数学のアルゴリズムを構築する方法を受講生たちは学びました。続いて、コンピュータ内にバーチャル世界をつくるコンピュータ・グラフィックスの基本から、３次元オブジェクト（ポリゴン）の生成及び制御方法までを実践的に指導しました。

　本講座では、子ども向けの教育用プログラミング言語ではなく、実社会で最も一般的に使われている最新ウェブテクノロジーの一つであるHTML5及びJavaScriptの基礎を学習しました。さらに、一般には難易度が高く大人でも学習機会の少ない三次元コンピュータ・グラフィックスに挑戦しました。受講生たちは、計4時間の講座中、誰も集中力を途切らすことなく、休憩時間をとってもトイレ以外は休憩しないほど、貪欲に学び取ろうとする姿勢が持続していました。おそらく生まれた頃からコンピュータが身近に存在する世代の小中学生にとって、コンピュータを使うこと自体は当たり前になりつつありますが、その背景にある技術の因果関係を体感する機会は乏しいのが現状です。本講座の受講生の反応からも、デジタル世界の因果関係をつかむことに本講座が有用であるという手応えを今回感じることができました。

　一方、今後の課題も見つかりました。それは、受講生のレベルにばらつきがあったため、例題を各受講生の習熟状況に合わせて、その場その場で即興でつくる必要がありました。逆に言えば、受講生の多様な習熟度合に対応した様々なレベルの課題を基礎からスモールステップで用意することで、異なる習熟度合の受講生を一斉に指導することや、受講対象を小学校低学年程度に展開することも可能となるという手応えを感じました。

　また、好評の声にお応えして、平成28年度からは、通常講座（週１回～）の本格開講に加えて、短期体験講座も祝日や休日等に以下のシリーズで開催予定です。なお、受講にあたり、各講座には受講条件が設定されていますので、ご確認の上、受講をご検討ください。

ゴールデンウィーク短期講座のご案内

２０１６年ゴールデンウィークに開催する短期講座（５講座）をご紹介します。