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学都「仙台・宮城」サイエンスデイ in 登米(10月4日)、盛況のうちに終了しました。

【写真1】石巻市立中里小学校を主会場にして11月30日、『学都「仙台・宮城」サイエンスデイin石巻』を開催。
【写真2】「宇宙誕生のひみつを追え!国際リニアコライダー(ILC)」(東北ILC推進協議会)
【写真3】「『色が変わる?』麺のふしぎ!カラフル麺をつくってみよう」(マルニ食品株式会社)
【写真4】「ムラタセイサク君の開発物語」(株式会社登米村田製作所)
【写真5】「きのこの成長を観察しよう!」(宮城県林業技術総合センター)
【写真6】「はんだづけでLED 点灯回路をつくろう!」(特定非営利活動法人 natural science)
【写真7】同時開催の「登米市産業フェスティバル」のようす

【写真1】「サイエンスデイ in 登米」チラシ
【写真2】「宇宙誕生のひみつを追え!国際リニアコライダー(ILC)」(東北ILC推進協議会)
【写真3】「『色が変わる?』麺のふしぎ!カラフル麺をつくってみよう」(マルニ食品株式会社)
【写真4】「ムラタセイサク君の開発物語」(株式会社登米村田製作所)
【写真5】「きのこの成長を観察しよう!」(宮城県林業技術総合センター)
【写真6】「はんだづけでLED 点灯回路をつくろう!」(特定非営利活動法人 natural science)
【写真7】同時開催の「登米市産業フェスティバル」のようす

 学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティでは、「科学で地域が見える」をコンセプトに、各地域の様々な特色を科学を切り口に可視化する「ミニサイエンスデイ」を県内各地で開催しています。このたび、「サイエンスデイ in 登米」を10月4日、登米地域最大級の産業見本市「登米市産業フェスティバル」と同時開催で、登米市迫体育館を会場に開催し、親子連れら787人にご参加いただきました。同イベントには登米に関係する企業や研究機関などに出展いただき、時間入替制で三つの講座プログラムと、終日入退場自由の二つの体験ブース、合計5プログラムを一日を通して実施しました。

 一つ目の講座「宇宙誕生のひみつを追え!国際リニアコライダー(ILC)」(東北ILC推進協議会)では、北上山地が建設候補地となっている最先端研究施設「国際リニアコライダー(ILC)」について、石川正明さん(東北大学大学院理学研究科物理学専攻素粒子実験グループ 助教)が講演しました。宇宙全体にびっしり詰まっており、物質に質量を与えると考えられている素粒子「ヒッグス粒子」を、ILCで作り出し宇宙の謎に迫るという計画に、参加者は興味深そうに耳を傾けていました。

 二つ目の講座「『色が変わる?』麺のふしぎ!カラフル麺をつくってみよう」(マルニ食品株式会社)では、登米で創業130年の老舗製麺業マルニ食品株式会社が、身近な食材や香辛料を麺に混ぜてカラフルな麺をつくる実験を行いました。焼きそばに紫キャベツを混ぜて炒めると麺が緑色に変わり、さらにレモン汁を加えるとピンク色に変わる現象に、参加者たちは「色が変わった!すごい!!」と化学変化のおもしろさを体感していた様子でした。

 三つ目の講座「ムラタセイサク君の開発物語」(株式会社登米村田製作所)では、同時開催の「登米市産業フェスティバル」でもお馴染みの自転車型ロボット「ムラタセイサク君?」の開発に至るまでのプロセスを講演いただきました。今でこそ難なくバランスをとりながら倒れずに走れるムラタセイサクですが、同社技術者たちが失敗とチャレンジを繰り返し、小さな成功を積み重ねる過程が映像とともに語られ、モノを作ること、失敗を成功に結び付けるために必要なことが伝えられました。

 また体験ブースの「きのこの成長を観察しよう!」(宮城県林業技術総合センター)では、宮城県が開発して商品化した「ハタケシメジ LD2号」が成長して収穫されるまでの過程が実物を交えながら紹介されました。林業が盛んな登米では、きのこ栽培への関心も高いようで、参加者たちは菌床の材料や各成長段階毎のハタケシメジの実物を熱心に見ながら、きのこの調理方法のみならず栽培方法についても質問していました。また、色々なきのこの菌糸を紹介するコーナーは子どもたちにも大人気で、シャーレを手に取りながら、菌糸の色や形態の違いを観察していました。最後に、おみやげとして乾燥ハタケシメジの配布もありました。

 もう一つの体験ブース「はんだづけでLED 点灯回路をつくろう!」(特定非営利活動法人 natural science)では、科学的思考力を実感を伴いながら身につけることを目的とした、natural science の小中学生向け講座「ものづくり講座」の体験版として、LED 点灯回路をはんだづけで製作するワークショップを実施しました。終日、参加者が途切れないほど人気があり、参加者の中には、お父さんが子どもにはんだづけのやり方を教える姿も見られました。

 なお、本イベント実施にあたり、後援の登米市には、市長応援メッセージのご寄稿や、登米市産業フェスティバル同時開催での企画調整から会場借用・設営サポートまで、多大なるご支援・ご協力を賜りました。また、登米市教育委員会には、本イベント周知のため、全登米市立小・中学校に全児・童生徒分(約7,000部)のチラシ配布へのご協力を賜りました(敬称略)。本イベント実施にあたり、ご理解・ご協力を賜りました関係者の皆様、ご来場いただきました皆様に、この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

 これからも知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけて、「科学・技術の地産地消」を推進して参りたいと存じます。どうぞ今後とも皆様のご理解・ご協力の程よろしくお願い申しあげます。

開催概要

名称 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ in 登米
日時 2015年10月4日(日)10:00~15:00
会場 登米市迫体育館・卓球室(登米市迫町佐沼字中江二丁目6 番地1)
対象 子どもから大人までどなたでも
費用 無料
主催 特定非営利活動法人 natural science
共催 宮城県
後援 登米市(同時開催:登米市産業フェスティバル)
アクセス 【駐車場】
・迫総合支所駐車場、登米村田製作所様社員駐車場が利用可能です。
【地図】
・地図はこちらを御覧ください
【交通アクセス】
●三陸自動車道をご利用の場合→三陸自動車道登米ICから車で約10分
●東北自動車道をご利用の場合→東北自動車道築館ICから車で約35分
●高速バスをご利用の場合→ 仙台駅前(さくら野百貨店前青葉通側)から乗車、
             登米市役所前下車、徒歩1分
●JR をご利用の場合→東北本線、新田駅または石越駅からタクシーで約20分
備考 ・当日撮影させていただいた写真は、本イベント関連媒体にて使用させていただく場合がございます。
・本イベントは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)科学技術コミュニケーション推進事業「ネットワーク形成地域型」の支援を受けて実施致します。

出展内容

20150908-1

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