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サイエンス・デイ オブ ザ イヤー2021(仙台市長賞)受賞企画概要

20181103-8

1.出展プログラム名

多賀城高校★SCIENCE★YouTube!!

2.出展団体名

宮城県多賀城高等学校  SS科学部

3.構成員名簿(氏名・学年)

非公開

4.受賞コメント(約400字)

 今回は『仙台市長賞』を頂き誠にありがとうございます。私達の取り組みがこのような賞を頂くという形で高く評価された事をとても光栄に思います。
 私達は小さな子供達やあまり科学に触れる機会の少ない大人にも分かりやすく,楽しんでもらうことを目的としてZoomのリアクション機能を使ったリアルタイムで参加できるクイズやYouTubeを用いて,これまでの研究の成果を動画という形で発表しました。Zoomでホストになって発表することは初めてのことで,予期せぬ事態も多々ありましたが,部員全員で一致協力し,臨機応変に対応することが出来ました。今回このような賞を頂けたのも個人の力ではなく,全員の力を結集して取り組めたからだと思います。
 さらに,今回のサイエンス・デイでは自分達にはなかった他校の発想や自分達の課題点を知る機会となり,大変貴重な経験となりました。
 これを自信にして今後とも努力していきたいと思います。
 ありがとうごいざました!!

多賀城高等学校 SS科学部
代表 鈴木・池田 

5.プログラム紹介文

 みなさん、多賀城高校科学部です!今回は、webでの”サイエンス・デイ”参加。
 以下の2つのプログラムを準備しました。本校の科学部といっしょに、”サイエンス・デイ”を楽しみましょう。
【1つ目】本校科学部出演「YouTube」で、『科学の勉強&災害の知識』をご紹介します。役立つこと間違いなし!!1テーマにつき10分程度の動画です。是非見てみてください。
【2つ目】北海道滝川高校さんから届いた”クリオネ”たちを育てています。また、クラゲやヒドラの餌になる”アルテミア”も育てています。どんな生きものか興味ありませんか?本校のページにクリオネとアルテミアの『ふしぎクイズ』があります。ぜひクイズに挑戦してみてください。サイエンス・デイ当日に答え合わせをしましょう。クリオネにも会えるよ!それまでにしらべてね。
 サイエンス・デイ当日にZoomでお会いしましょう!

6.趣旨・ねらい(どのようなことをねらいとして、出展内容を考えましたか?)

 本校は災害教育に特化した災害科学科があります。普通科も含め、全校で防災・減災教育を学ぶプログラムもあります。
 そこで、科学部の日々の研究で自分たちが学んだことやそこで活用している材料を用いて、小中学生の子供達にも楽しんで科学分野を学んでもらいたいと考え企画を練りました。また、前述したように、私たちが防災・減災教育を学んでいる中から、子供達にも伝えたい内容を選んで、企画の中に盛り込みました。
 昨年から、コロナ禍で、学会発表など様々な大会がwebで行われてきました。IT機器類を活用しての授業や外部発表を多く経験し、自分たちにとっても初めての経験ばかりでしたが、そこで培った経験を今回のサイエンス・デイ本番のzoom配信で活用できないかチャレンジしてみたいと思います。また、外部の方々と一方通行ではなく、双方向でやりとりできるようアイデアを形にしたいと考えています。

7.具体的な出展内容(6.の目的を実現するために、どのような出展内容としましたか?)

 以下の2つのプログラムで出典予定です。
【1つ目】
 本校科学部出演「YouTube」で、『科学の勉強&災害の知識』をご紹介します。
 1テーマにつき10分程度の動画を4本準備しました。内容は以下の通りです。
 ①ギネス記録をとった紙飛行機の作り方と飛ばし方
 ②竜巻
 ③液状化現象のモデル実験
 ④防災クイズ

【2つ目】
 自分たちが育てている”クリオネ”とクラゲやヒドラの餌になる”アルテミア”の生態観察を通して、生きものに興味を持ってもらいたいと思い、『ふしぎクイズ』を作成しました。事前にクイズを聞いてもらい、サイエンス・デイ当日に答え合わせをする予定です。1人1人との双方向は無理ですが、できるだけ視聴している人たちの回答を見ながら理科室から生配信して、遠距離でも面白いことができることに挑戦したいと思います。

8.出展内容を説明する写真や図(1点以上)

①~④について子供でも見ていただけるよに5~10分の動画を作成しました。

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①ギネス記録をとった紙飛行機の作り方と飛ばし方

★自分たちで実際に研究し、実験データをもとに飛ばし方を考案しました。子供向けにアレンジし、よりわかりやすい説明を心がけました。

②竜巻

★災害の1つ、竜巻についてのしくみと避難の仕方などまとめました。本校に竜巻を発生させる装置があるのでそれを映像で活用しています。

③液状化現象のモデル実験

★災害教育で学んだ知識をもとに作成しました。ペットボトルで簡単に説明できます。

④防災クイズ

★防災教育で学んだ知識を子供向けのクイズ形式式で教えています。正しい知識を伝えられるよううに楽しく学べるように工夫しました。

⑤クリオネクイズ

★なかなか知られていないクリオネの雑学をまとめました。答え合わせの際に北海道から頂いたクリオネをお見せします。工夫して、氷の上で上手に見せる見せ方ひらめきました。

⑥アルテミアクイズ

★ヒドラやクラゲの餌として飼育しているアルテミアが理科室にいます。答え合わせをしながら、アルテミアの形態や走性などを紹介予定です。

9.科学を社会に伝えるために、特に工夫していること・意識していることは何ですか?

 サイエンス・デイに参加してくれる人たちの中に小学生が多いので、子供でもわかりやすいように、漢字にはふりがなをつけ、難しい言葉を避けるように工夫しました。
 今回、webでの開催とのことで、長時間の動画では飽きてしまうと考え、5~10分程度の動画を作成しました。また、動画時間を短く抑えるために構成を工夫しました。
 楽しい科学分野の勉強もですが、災害科学科がある本校ならではの学びを活かして、『防災・減災』の内容を盛り込みました。災害はいつ起こるか分かりません。『自助・共助』といって、災害時での助け合いについても学んでいます。
 こういった学びからも、1~3年生の部員全員が一致団結して取り組むことは、大切なことだと感じています。部員全員が協力して、亊を成し遂げることも、多賀城高校科学部が心がけていることです。

10.その他、アピールポイントなど、ご自由にご記入ください(自由記入欄)

 本校では災害科学科だけがiPadを各自購入して学んでいたこともあり、先生方もIT機器類を使用して教えてくれる場面が多くありました。
 近年コロナ禍により、以前より校内でIT機器類を利用する機会が増えており、自分たちも校外発表がwebでの開催となる亊が増え、操作を覚えないと参加することが難しい状況に追い込まれました。
 zoomでの授業提供もここ最近は頻繁になり、校内でも教室でzoomを用いた講義を受けることも多くなりました。このイベントでは自分たちがzoom受講者となっている経験を活かしたいと考えています。
 また、昨年末にwebで開催された『多賀城サイエンス・デイ』に参加させていただきました。悪戦苦闘しながらも動画を作成しました。その時の反省を生かし、次は自分たちがホストになってzoomデビューしたいと思います。
 うまくできるか未知数ですが、自分たちのアイデアを形にすることで、見てくださる人たちに、「科学の面白さ、防災教育の大切さを少しでも伝えられればいいな・・・」と思っています。
 どうなることか・・・不安もありますが、多賀城高校科学部、応援よろしくお願いいたします。

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