文化や工学など異なる分野における若い発明者を讃える国際的な授賞式「Global Youth Innovation Festival」(中国・北京大学、10月25日)に、当該事業で育成中の学生チーム「Anywhere SADO」(東北大学工学部3年 松田佳歩、大阪大学大学院博士2年 平岡孝一、東北大学工学部3年 高橋佑生、東北大学工学部2年 増保純平)が出場しました。同式典には、iCAN’15(※1)やFCCL(※2)、ICF(※3)の入賞者などが招待され、世界中から全12チームが参加しました。チーム「Anywhere SADO」は、今年6月22日に米国アンカレッジにて開催されたiCAN’15世界大会で世界1位を獲得しています。
同式典では、三回戦トーナメント方式でのプレゼン・質疑応答により、出場者がプロジェクトの成果を発表しました。チーム「Anywhere SADO」は、残念ながら僅かな差で一回戦敗退となりましたが、医学分野への工学技術の活用方法の多様性や文化系学生たちの表現力を体感することができ、学生たちは今後の開発や表現のヒントを得られたようです。詳しくは、同式典の公式WEBサイトを御覧ください。
【注釈】
※1 The 6th International Contest of Applicatons in Nano/Micro Technologies:MEMS(半導体製造技術に基づき作製されるセンサー等の微小デバイス)を用いたアプリケーションを提案し、試作した成果を競う学生対象の国際コンテスト。
※2 Future Cultural Creative Leaders:2010年から北京大学で開催。文化的かつ生産的なビジネスモデルを牽引する。
※3 International Cultural Festival:2004年から北京大学で開催。若手のグローバルな視点を育成し、国際的な大学の形成を目指す。