第3回目となる今年の「サイエンス・デイ オブ ザ イヤー」は、より濃密な審査を行うため、文部科学大臣賞、宮城県知事賞、仙台市長賞を対象に、審査資料の事前提出が必要なエントリー制とし、サイエンス・デイ出展内容(7月15日実施)並びにサイエンス・デイAWARD表彰式(7月20日実施)でのプレゼンテーション内容を審査員5名体制で審査しました。また、JST理事長賞については科学技術振興機構様による審査によって決定しました。さらにベストプレゼンター賞については、サイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーションをもとに出席者による会場投票で決定しました。
今年度で12年目の開催を迎えた『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2018』には、合計129の多彩なプログラムが出展され、合計54のAWARDが創設されました。このうち、サイエンス・デイ オブ ザ イヤーには、厳正なる審査の結果、文部科学大臣賞(1件)、JST理事長賞(1件)、宮城県知事賞(1件)、仙台市長(1件)、ベストプレゼンター賞(サイエンス・デイAWARD受賞者1件、サイエンス・デイAWARD賞創設者1件)の受賞者が決定しました。
サイエンス・デイ オブ ザ イヤー2018贈賞式は8月17日、東北大学「知の館」(共催:東北大学研究推進・支援機構知の創出センター)にて開催しました。贈賞式では、主催者として特定非営利活動法人 natural science 理事の大草芳江より一言ご挨拶を申し上げた後、文部科学省から科学技術・学術総括官の勝野頼彦様、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)から理事の真先正人様、仙台市から経済局長の遠藤和夫様より、ご祝辞を賜りました。続いて表彰式では、各賞創設者から各受賞者への表彰状の授与が行われ、受賞者が受賞の喜びを語りました。最後に審査員の先生方から、各賞についてご講評を賜りました。改めまして、受賞された皆様には心よりお祝いを申し上げます。また、大変お忙しい中、審査にあたってくださった審査員の先生方に、厚く御礼を申し上げます。さらにはご来賓の皆様から公務ご多忙のところご臨席を賜りました上に丁重なご祝辞を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
科学・技術が社会に深く浸透している今、科学・技術は私たちの社会に必要不可欠です。科学や技術の全てを理解することは現実的には不可能ですが、先人たちが積み重ねてきた科学や技術の思考、方法論を理解することなしに、わたしたちは心豊かな社会を自ら創造することはできないでしょう。これからも我々は、よい科学や技術の思考、方法論が、私たち一人ひとりの様々な活動において、次のよりよい科学や技術、そして、社会を創造する原動力となることを目指して、これからも尽力して参ります。今後ともサイエンス・デイへの尚一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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→ JST理事長賞 受賞企画概要はこちらをご覧ください
→ 宮城県知事賞 受賞企画概要はこちらをご覧ください
→ 仙台市長賞 受賞企画概要はこちらをご覧ください
第1条 この表彰は『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』(以下、「サイエンス・デイ」という。)において、科学技術に関する理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に関わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的とする。
第2条 サイエンス・デイ オブ ザ イヤー 2018 には、次の5賞を設ける。
① 文部科学大臣賞
② JST理事長賞
③ 宮城県知事賞
④ 仙台市長賞
⑤ ベストプレゼンター賞
第3条 審査の対象となる者は、サイエンス・デイに出展した者のうち、卓越して優秀な成果を収めた個人あるいは団体(各賞につき各年1件ずつ)とする。ベストプレゼンター賞については出展者に加え、サイエンス・デイAWARDに賞を創設した個人あるいは団体についても、各年1件を対象とする。
第4条 第2条で設けた各賞の審査の基準は、次の通りである。
① 「文部科学大臣賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること。
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること。
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること。
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること。
② 「JST理事長賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)社会とともにあること、社会のためにあること
(2)科学技術に関すること
(3)自発的であること
(4)多様な人とのつながりを大切にすること
(5)公開できること
③ 「宮城県知事賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること。
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること。
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること。
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること。
(5)宮城県の地域特性が最も活かされている。
④ 「仙台市長賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること。
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること。
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること。
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること。
(5)仙台市の地域特性が最も活かされている。
⑤ 「ベストプレゼンター賞」の審査の基準は、次の号によるものとする。
(1)知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造に資する
第5条 「文部科学大臣賞」の審査は、「サイエンス・デイ オブ ザ イヤー」 審査委員会(以下、「審査委員会」という。)を設け、審査員がサイエンス・デイ出展者から事前に提出された資料、サイエンス・デイの出展並びにサイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーションを精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
2 「JST理事長賞」の審査は、JSTが第4条に規定する審査の基準に基づき行う。
3 「宮城県知事賞」の審査は、審査員がサイエンス・デイの出展並びにサイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーション内容を精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
4 「仙台市長賞」の審査は、審査員がサイエンス・デイの出展並びにサイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーション内容を精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
5 「ベストプレゼンター賞」の審査は、サイエンス・デイAWARD表彰式におけるサイエンス・デイAWARD受賞者によるプレゼンテーション並びにサイエンス・デイAWARD賞創設者による表彰コメントをもとに、第4条に規定する審査の基準に基づき、サイエンス・デイAWARD表彰式当日に参加したサイエンス・デイAWARD賞創設者及び受賞者が会場投票を行うことによって決定する。
第6条 審査委員会は各分野の専門家からなる審査員5名程度で構成するものとする。なお、審査委員会の公正性を担保するため、本事業の業務を執行する理事1名が審査委員会に立ち会うものとする。
第7条 第4条の第1号ならびに第3号の議決は、審査委員の全会一致による賛成を原則とする。
第8条 表彰はサイエンス・デイ オブ ザ イヤー贈賞式にて行うものとする。受賞者には表彰状を授与する。
第9条 受賞者、授賞内容を表彰時及びサイエンス・デイ等のホームページにて公表するものとする。
役職名 | 氏 名 | 現職名 |
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委員 | 内田 龍男 | 東北大学名誉教授、仙台高等専門学校名誉教授、インテリジェント・コスモス研究機構代表取締役社長 |
委員 | 江刺 正喜 | 東北大学マイクロシステム融合研究開発センター教授 |
委員 | 川添 良幸 | 東北大学未来科学技術共同研究センターシニアリサーチ・フェロー、特定非営利活動法人科学協力学際センター代表理事 |
委員 | 花輪 公雄 | 東北大学名誉教授 |
委員 | 山口 隆美 | 東北大学教養教育院 総長特命教授、特定非営利活動法人REDEEM代表理事 |