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サイエンス・デイ オブ ザ イヤー2022贈賞式 (文部科学大臣賞表彰等)を開催しました

 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ(2007年~)では、自分が一番「よい」と思った出展プログラムに対して自分の賞をつくって表彰し合うユニークな表彰制度「サイエンス・デイAWARD」(2011年度~)に加え、科学を社会に伝える優れた方法論を可視化・共有化することを目的として、審査委員会による「サイエンス・デイ オブ ザ イヤー」の審査・表彰を2016年度から行っています。今年から新たに「東北大学総長賞」も加わり合計6つの賞を表彰いたします。

 


サイエンスデイ オブ ザ イヤー2022贈賞式(主催者挨拶)のようす


文部科学省 大臣官房審議官(科学技術・学術政策局担当)阿蘇隆之様 来賓挨拶(動画をご覧になれます)


サイエンスデイオブ ザ イヤー2022各賞(文部科学大臣賞等)の贈呈

 このうち、「文部科学大臣賞」、「東北大学総長賞」「宮城県知事賞」、「仙台市長賞」の4つの賞については、事前に自己推薦書を提出いただいた団体を中心に、サイエンスデイ当日の出展内容と、サイエンスデイAWARD表彰式での1分プレゼンを、審査員の先生方5名体制でご審査いただきました。JST理事長賞については、JST様ご自身に審査を行っていただきました。また、ベストプレゼンター賞については、サイエンスデイAWARD表彰式の会場投票によって決定いたしました。厳正なる審査の結果、文部科学大臣賞(1件)、JST理事長賞(1件)、東北大学総長賞(1件)、宮城県知事賞(1件)、仙台市長(1件)、ベストプレゼンター賞(サイエンスデイAWARD受賞者1件、サイエンスデイAWARD賞創設者1件)の受賞者が決定しました。

 サイエンスデイ オブ ザ イヤー2022贈賞式は8月16日、東北大学「知の館」にて対面開催しました。贈賞式では、主催者として特定非営利活動法人 natural science 理事の大草芳江よりご挨拶申し上げた後、文部科学省から大臣官房審議官(科学技術・学術政策局担当)の阿蘇隆之様、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)から「科学と社会」推進部部長の荒川敦史様、仙台市から経済局長の村上薫様よりご祝辞を賜りました。続いて表彰式では、各賞創設者から各受賞者への表彰状の授与が行われ、受賞者が受賞の喜びを語りました。最後に審査員の先生方から、各賞についてご講評を賜りました。改めまして、受賞された皆様には心よりお祝いを申し上げますとともに、サイエンスデイで実践された科学や技術を社会に伝えるよい方法論を、ぜひ共有化いただきますよう、お願い申し上げます。また、大変お忙しい中、審査にあたってくださった審査員の先生方に、厚く御礼を申し上げます。さらにはご来賓の皆様から公務ご多忙のところご臨席を賜りました上に丁重なご祝辞を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。

 科学・技術が社会に深く浸透している今、科学・技術は私たちの社会に必要不可欠である一方、その関係性はどうあるべきか、昨今の世界情勢においても改めて問われています。科学や技術の全てを理解することは現実的には不可能ですが、先人たちが積み重ねてきた科学や技術の思考、方法論を理解することなしに、わたしたちは心豊かな社会を自ら創造することはできないでしょう。そのことはきっと今後も変わらないと思います。これからも我々は、よい科学や技術の思考、方法論が、私たち一人ひとりの様々な活動において、次のよりよい科学や技術、そして社会を創造する原動力となることを目指し、これからもサイエンスデイを継続開催して参ります。今後とも変わらぬご理解ご支援の程お願い申し上げます。


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受賞結果

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→ 文部科学大臣賞 受賞企画概要はこちらをご覧ください

【受賞メンバー】秋田県立由利高等学校 理数科 課題研究・物理班

理数科3年
加賀駿、木内求道、佐藤星汰、渋谷光亮
教諭
髙橋清

 

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→ JST理事長賞 受賞企画概要はこちらをご覧ください

【受賞メンバー】仙台高等専門学校 名取キャンパス

4年
千葉蓮(部長)、羽渕輝貴、小澤寛、佐藤虹斗、一戸碧人、高橋李夏、中林和奏
3年
海藤那央、永澤廉、千葉海斗、船山亮太
2年
伊藤条
1年
佐藤星斗、平塚遥人

 

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→ 東北大学総長賞 受賞企画概要はこちらをご覧ください

【受賞メンバー】株式会社フォトニックラティス

代表取締役社長
大沼隼志
取締役
井上喜彦
人事総務グループ長
皆川修司
光学デバイス部
富松透
光学計測部
石田湧紀、石川直人

 

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→ 宮城県知事賞 受賞企画概要はこちらをご覧ください

【受賞メンバー】山形大学理学部サイエンスコミュニケータープログラム

理学部・4年
今井陸人
理学部・4年
宮﨑大地
理学部・3年
矢野裕基、片桐紫苑

 

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→ 仙台市長賞 受賞企画概要はこちらをご覧ください

【受賞メンバー】仙台市立仙台青陵中等教育学校 科学部

非公開

 

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サイエンス・デイ オブ ザ イヤー 2022 審査規定

(目的)

第1条 この表彰は『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』(以下、「サイエンス・デイ」という。)において、科学技術に関する理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に関わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的とする。

(表彰の種別)

第2条 サイエンス・デイ オブ ザ イヤー 2022 には、次の5賞を設ける。
① 文部科学大臣賞
② JST理事長賞
③ 宮城県知事賞
④ 仙台市長賞
⑤ 東北大学総長賞
⑥ ベストプレゼンター賞

(審査の対象)

第3条 審査の対象となる者は、サイエンス・デイに出展した者のうち、卓越して優秀な成果を収めた個人あるいは団体(各賞につき各年1件ずつ)とする。ベストプレゼンター賞については出展者に加え、サイエンス・デイAWARDに賞を創設した個人あるいは団体についても、各年1件を対象とする。

(審査の基準)

第4条 第2条で設けた各賞の審査の基準は、次の通りである。
① 「文部科学大臣賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること。
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること。
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること。
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること。
② 「JST理事長賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)社会とともにあること、社会のためにあること
(2)科学技術に関すること
(3)自発的であること
(4)多様な人とのつながりを大切にすること
(5)公開できること
③ 「宮城県知事賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること。
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること。
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること。
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること。
(5)宮城県の地域特性が最も活かされている。
④ 「仙台市長賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること。
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること。
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること。
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること。
(5)仙台市の地域特性が最も活かされている。
⑤ 「東北大学総長賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること
(5)発表内容に学術的な発展が期待できるものであること
⑥ 「ベストプレゼンター賞」の審査の基準は、次の号によるものとする。
(1)知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造に資する

(審査の方法)

第5条 「文部科学大臣賞」の審査は、「サイエンス・デイ オブ ザ イヤー」 審査委員会(以下、「審査委員会」という。)を設け、審査員がサイエンス・デイ出展者から事前に提出された資料、サイエンス・デイの出展並びにサイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーションを精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
2 「JST理事長賞」の審査は、JSTが第4条に規定する審査の基準に基づき行う。
3 「宮城県知事賞」の審査は、審査員がサイエンス・デイの出展並びにサイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーション内容を精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
4 「仙台市長賞」の審査は、審査員がサイエンス・デイの出展並びにサイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーション内容を精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
5 「東北大学総長賞」の審査は、審査員がサイエンス・デイの出展並びにサイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーション内容を精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
6 「ベストプレゼンター賞」の審査は、サイエンス・デイAWARD表彰式におけるサイエンス・デイAWARD受賞者によるプレゼンテーション並びにサイエンス・デイAWARD賞創設者による表彰コメントをもとに、第4条に規定する審査の基準に基づき、サイエンス・デイAWARD表彰式当日に参加したサイエンス・デイAWARD賞創設者及び受賞者が会場投票を行うことによって決定する。

(審査委員会)

第6条 審査委員会は各分野の専門家からなる審査員5名程度で構成するものとする。なお、審査委員会の公正性を担保するため、本事業の業務を執行する理事1名が審査委員会に立ち会うものとする。

(審査の議決)

第7条 第4条の第1号ならびに第3号の議決は、審査委員の全会一致による賛成を原則とする。

(表彰)

第8条 表彰はサイエンス・デイ オブ ザ イヤー贈賞式にて行うものとする。受賞者には表彰状を授与する。

(授賞結果の公表)

第9条 受賞者、授賞内容を表彰時及びサイエンス・デイ等のホームページにて公表するものとする。

審査員名簿(敬称略、五十音順)

役職名 氏 名 現職名
委員 内田 龍男 東北大学名誉教授、仙台高等専門学校名誉教授
委員 江刺 正喜 東北大学名誉教授
委員 川添 良幸 東北大学未来科学技術共同研究センター教授、特定非営利活動法人科学協力学際センター代表理事
委員 佐藤 一郎 東北生活文化大学学長、東京藝術大学名誉教授
委員 野家 啓一 東北大学名誉教授、立命館大学客員教授、元日本哲学会会長

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